【お知らせ】ISISフェスタ2014を開催 8月30日(土) 〜 9月13日(土)

 

イシス編集学校では、8/30(土)から9/13(土)まで、ブックサロンスペース「本楼」にて編集の祭典「ISISフェスタ」を開催いたします。

 

ISISフェスタ」のオーブニングとフィナーレは、[守]基本コース、[破]応用コース、そして[ISIS花伝所]コーチ養成コースの修了式である「感門之盟」を開催いたします。9/2(火)から9/11(木)までは「本楼夜学」と銘打ち、能楽師の安田登、社会学者の大澤真幸のゲスト講師をはじめ、イシス編集学校の森山智子師範、渡辺恒久師範による特別講座を開催。さらにイシス編集学校の新講座スタートアップイベントや、本楼を丸ごと体験できる「ISISエディトツアー」の特別編をお送りします。8/30(土)と9/13(土)の2日間は「大落册市」と題し、松岡正剛の蔵書を蔵出し。松岡によるマーキング本や記念本も登場予定です。

 

詳細は、左記URLをご参照ください。【URL】http://es.isis.ne.jp/festa.html

 

皆様のご参加、お待ちしております。

 

 

 

松岡正剛の読書術を学ぶ「序」、8月1日いよいよ最終回!

松岡正剛の読書術レッスン[序]
最終回・8月1日(金)からの受講生を募集中です。
 

 

お申し込みはこちらから→http://es.isis.ne.jp/jo.html
 

松岡正剛が提唱する「目次読書」「マーキング読書」「キーワード読書」をオンライン上で学ぶことができます。
新書を一冊ご準備いただくだけ。序師(編集コーチ)が出題する<お題>に答えながら、目から鱗が落ちるような読書術と一緒に学ぶメンバーとの「共読」を体験してください。。

本の骨格となる「目次」から連想を拡げ、思考の型を使って視点を巡らすアナロジカルな読書法です。
これから「
編集術」を学ぼうとしている方の導入としてもおすすめです。

松岡正剛のマーキング読書術指南(movie)付です。

*オススメ本
 探究心が目覚める5冊

宇宙は無数にあるのか 集英社新書
経営センスの論理 新潮新書
なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか? 岩波ジュニア新書
謎と暗号で読み解く ダンテ『神曲』 角川oneテーマ21
化粧する脳 集英社新書
『宇宙は無数にあるのか』
佐藤 勝彦 著
集英社新書
『経営センスの論理』
楠木 建 著
新潮新書
『なぜ孫悟空のあたまには輪っかがあるのか?』
中野 美代子 著
岩波ジュニア新書
「謎と暗号で読み解くダンテ『神曲』」
村松 真理子 著
角川oneテーマ21
『化粧する脳』
茂木 健一郎 著
集英社新書

←他にも続々。自分で選んだ本でもOK。
ご相談ください。お申し込みはこちらから。
 


≪校長校話≫「方法の瀬を渉る」

「日本する」とは?

§「日本する」ためには明治時代からもう一度全体を考え直すことが必要だが、これは大変な作業だ。

§その中で方法というもの、何かを創り上げるとか、アライアンスする、クリエイティブになる、身を翻す、価値を見いだす、分母を変える、物語を作る。

§サブジェクトとしての歌舞伎やお茶、少女コミック、ガングロではなくて、そこに共通するものを探るスキル、ヒューリスティックな目をもってほしい。

§今日は、そのことについて、二年間連載してきた「百辞百物百景」を使ってヒントを出したいと思う。

 

編集は一滴のしずくから

 

§われわれは一滴のしずく。編集は一滴のしずくから始まる。

 

【滴】

§大きなテーマをもたなければいけないわけではない。そこにさしかかった一滴からスタートする。

 

【つゆ】

§スタートを切りさえすればどこから出た一滴なのかがわかる。

§葉は茎に、根っこに、土に、地球につながる。

§この一滴のつゆの中にすべてのものがある。いろんなものが一滴ずつ落ち、それがずっと続いている。それは「編集する、日本する」にも関係している。

§その中に潜んでいるものを感じて欲しい。

――最初の守のお題のスタートに立ったとき、一滴のしずくが飛んできた、という感じがしたと思う。それ以上の何ものでもないものにしたい。それが願い。そこにすべての始まりがある。

 

【水分(みくまり)】

§その奥には必ず、水分(みくまり)がある。水源地がある。

§日本の神には水の神が多い。たとえば、竜神、河童、水滝不動など。

§ライン、ハドソン、ボルガなどと違い、小さな列島だから短い距離であっという間に海に流れる。そこに一万年暮らしてきた。

§その水分が見えれば、「私たちはこの水をもらっている、ここに私たちがいる、これを守ろう、鎮守しよう」というのが「里山のモデル」になる。

いったんローカライズする

 

【鎮守】

§里山が「日本する」ひとつの単位。これが編集の手立て。

§一滴のしずくからのつながりを簡単にグローバライズせず、ローカライズさせ、いったん鎮守するものを結界する。

 

【結界】

§我々の教室も一滴から始まる。それなりの鎮守や結界がある。

§結界すると外部が見える。

§編集はインサイド、アウトサイドを繰り返す。まず、その外になったものを寄せなければならない。寄せということが非常に重要。

 

【寄】

§寄せてくる神々。日本に来た人たち。もっとコモディティに言えば日本に来た商品。これをもう少し大事にしてみる。

§最初に結界の外から寄せ、よろずやを作ることが重要。

 

【吹寄】

§寄せていくと吹きだまってくる。「モーラの神々」。

§ファーイーストだから仏教、儒教、道教、琵琶、朝顔、活版印刷、投擲など、吹き寄せ状態になる。

§その吹き寄せ状態、これから来るものをなんとかして選択、セグメンテーション、パターンランゲージを発見しなくてはいけない。それを日本では「縁起」という。

 

【将来】【縁起】【かつぎ】

§来るものをセグメント(将来)し、縁を見出す。縁起が見えたら担ぐ。ドメインを作る。

 

【まねき】

§いったん「縁起」されたもののレパートリーを作る。プロジェクト。広報する。看板する。招く。

§すでに水分(みくまり)がわかっている、ギャザリングは終わっている。

――守、破という看板で「松岡」の水分からみんなキャラクタライズを起す。それをアワセ、カサネ、キソイ、ソロイという。

 

【あわせ】

§吹き寄せ、招いたものをもう一度アワセ直す。アワセたものは取り出せる。

§コンピュータのようにビッグデータを最初からアワセているわけではない。吹き寄せられて招いた状態から、それを合わせるのが重要。

 

【梅に鶯】

§アワセを取り出すのがミメロギア。比較でもある。「縁起」を活かし、「アワセて」「番(つがい)」にしていく。こういうやりかたがどこかでわからなくなった。

 

【番(つがい)】

§番には何かアイダをつないでいるものがある。

§番が見えなくなったのは、鍵と鍵穴がずれたから。それが、公家、武家、鎖国、日清戦争、原爆などを経て正確な番ができなくなった。日米同盟以外の大きな番がなくなったが、やむを得ずあったもので、本来違うものかもしれない。

 

【鉤(かぎ)】

§もう一度、カギとカギ穴の「鉤」を探す。

§今の時代は鉤を探してからそれを差し込むものを探す。それをイノベーションと呼びたい。

§その新しいイノベーティブな分母、あるいは鍵穴にあたるものに「編集する、日本する」を考えたい。例えば「桝」。

 

【桝】

§桝は非連続。BS、PL、高騰暴落する株価のように連続し繰り返すものではない。

§鍵穴、分母のサイズや持ち味や個性を独特にする。それが本、ブックウェアだと思っている。もし、こういうものが作れないならば、類型的、普遍的なものをたくさんもつ必要がある。例えば「ツボ」。

 

【ツボ】

§幾何学上、最大容量を持てるもの。

§それをいろいろなものが入る壷にいったん入れる。

 

【能力】

§その「ツボ」から引き出し、「桝」(インターフェース)に入れなおすときの才能が必要。

§それが編集力。才とは一滴にあるオブジェクト、能はサブジェクト、その日本的才能を取り出せる道具が編集工学だ。

もともともっていたものと照らし合わせる

 

§「日本する」ツールでつくれたら、この方法が欧米のサイズと合い、うまくいくのか確認、比較検討する。

§いろいろな違いから、かつて私たちの民族が選び決断しようとしていたアウラ、テイスト、ニュアンスを考える。

 

【籤と運】【うらない まじない】

§いずれ迷って神頼みしたい気持ちになったとき、私たちがもともともっているもの、籤、運、セレンディップなもの。それを排除しないであらかじめ勘定にいれておく。それがヨーロッパと私たちの違い。

 

【罰】

§「バツ」と読めば、ユダヤ・キリスト教。日本では「バチ」と読む。

§日本において、「バツ」と「バチ」。両方を取り戻さないと全部コンプライアンスになる。思いのたけができなくなる。

§「小さな形而上学をもつ」(デュピュイ)、災害など大きなものに対して、私たちはバツと共にバチをもつことが必要。

 

【寸志】【無盡】

§今までどうでもいいと思っていたこと。例えば寸志。例えば、無盡。助け合い。

§最も小さくなった時の普遍性が、贈与と互酬、他者性の基本。

 

【両替】

§自転車のおっちゃんが空き缶などを拾って鉄屑工場に行ってなにがしかのお金に換える。ほんとに僅かなもの。

§しかし一方ではごみをきれいにするという別のものがあって、それは「両替行為」ではなく「ボランティア」になる。何かがおかしい。

 

【異人さん】

§ストレンジャー、変人、異人に学ぶこと。

§肖るものがない時に、人は人を陵辱する。

§肖ってみることが大事で、根本的な「模倣の哲学」。

【客神(まれびと)】

§ストレンジネスに肖る。これが客神。これが日本に一番足りない。

§ユダヤ・キリストの「主」と違い、日本にはかつて大勢の神々がやってきて、客神がいて、我々はそれを編集してきた。それを忘れている。それを思い出させるものの1つが門付。

 

【門付】

§門付をもらってお布施をする。寸志はお金にかえられない。

§まったくお金にかえられない価値。貯金できないもの。「お金にかえられないもの」をやり続ける。そこに編集の作法がある。しかし、そこがシステムとしてなりたっていない。

――教室名や色紙が校長にとっての「門付」。

 

価値を託す

 

【鐸(さなぎ)】

§価値を何に託したのか。

§鐸は、そもそもはシベリアシャーマンのもっていた道具。わけのわからないもの、その「わからないまま」の価値。けれど身につけている。

§これがかつてから「日本する」の原点にあったもの。そういうものを「代」と言った。

 

【代】

§本体は価値のわからないもの。でもとりあえず「代」を置く。

§まず稲で代をおく。

 

【ミノリとイノリ】

§「ミノリとイノリ」の一年間を伴った苗代。その間、何か預けるものをつくる。依り代。

――編集学校の卒門、突破。その間、師範代に預けている。

 

【市庭】

§そして、たまったものを「市庭」に出せるようになる。

§庭は日本にとって一番重要なもの。

§神庭(神の庭)。斎(いつき)の庭(司法の庭)。市場(マーケット)。3つがある。

§市庭のようなものを持ちながら、新たな店を出す。

 

【見世】【見世物小屋】

§見世は、世の中を見る、世間を認知する。

§そこにはいろいろな個性があっていい。しかし自分が見世物小屋になる覚悟がいる。

禍々しいものも重視する

 

【地震(なゐ)】

§一方「日本する、編集する」は、ヨーロッパとの違いを編集することとは別に、世界中が被らなければならないクラッシュ、災害、フラジリティから取り組む。

§これをキャラクタライズしたもの。禍々しいものも重視する。

 

【鬼】

§地震のようなものは必ず来る。その奥にあるものを「鬼」と呼ぶ。

§「鬼」とともに「客神」や「イノリ・ミノリ」があることを知る必要がある。

 

【喪殯(もがり)】

§そして、人が亡くなったり、病んだ時に、思いを込めた喪殯をしなければならない。

§喪、殯。病んだ者に対して衷哀の精神をもつのが下手になっている。

 

【天狗】

§「天狗」は「鬼」には見えないが、生意気だけどおもしろいやつ。普通は会社でも上手くいかない。

§神と仏、ミノリとイノリ、鬼と天狗をすべて「日本する、編集する」にしていく。

「一滴」に戻る

 

§鬼など異常、過剰なものを入れるために、意識や美意識をどうしたらいいか。

§もういちど一滴のしずくに戻る。そのとき、日本の美意識が開花する。

§わび、さび、引き算。

 

【冷えさび】

§その究極が冷えさび。

§何もない枯れ木のようなものに価値の始まりがある。一滴のしずくがそのまま凍えてしまった。そこに二度目、三度目の美意識の価値観を持てればいい。

§その時にしなければならないことが供養。

 

【供養】

§何かに供養できるものをもつ。

§何かを供養したい。心として供養したいと思う。

§何かに供養したいと思っていないと自分の成功に「バチ」があたる。

§心として供養できるものを持っていたい。そういう人に支えられていることが多い。このようになることが「瀬戸際」。

 

【瀬戸際】

§自分たちがそこまでもってこないといけない。

§あとはバーチャルランド、幻想的な価値でもいい。

§まさにそこは私たちのthereというものが価値観をもっている。

§誰がthereの価値をもたらしたかを忘れてはいけない。「案内」が必要。

 

【月夜見】【案山子】

§案内人は功をなしてもまだ挑もうとしている人。われわれは案内人に供養していない。

§正体不明なものを、供養とともに思い出しリスペクトする。

§リスペクト。アプリシエイションを持つ。導きを確信する。

§決めたら断固生涯擁護する。

――ここまで僕がこられたのは、そういう人をリスペクトしてやれといわれたことを全部やってきた。つぶやきをひきとっていく。仕えていく。

 

【サムライ】【棟梁】

§それを「さぶろうもの」サムライと言った。小さなリーダーになるという意味。

§それを棟梁という。もう一度、「編集する、日本する」リーダーは「棟梁」であってほしい。

 

【のれん】

§そうすると、そこに「のれん」があがる。守・破のように。

 

【纏う】

§のれんを持てば纏うことが絶対必要。

§いざというとき纏わないとダメ。それは「のれん」であり「苗代」であるから。

 

【契り】

§こうして「日本する、編集する」が一滴の契りになる。

§契約社会とは別のもの。契るということはなんなのか?

 

グローバルスタンダードと「日本する」を一致させるために

 

【面影】

§そのために面影をもちたい。

§心の中に見えなくても心の中にもつもの。

§その面影をつなぎたい。互いの面影をもってほしい。

 

29破先達文庫

吹寄せ峠教室 松尾亘 師範代

『歴史・祝祭・神話』 『本の神話学』
山口昌男

アタリ磊々教室 内田文子 師範代

『古書ミステリー倶楽部』 『書斎の宇宙』
高橋輝次・ミステリー文学資料館編

バーテン六法教室 石原卓也 師範代

『短編復活』 『短編工場』
集英社文庫編集部

音劇コスモス教室 稲田早苗 師範代

『文学のレッスン』 『完本 日本語のために』
丸谷才一

知求たびたび教室 鈴木喜久 師範代

『セミたちと温暖化』 『春の数えかた』
日高敏隆

月代蔵前教室 阪本裕一 師範代

『スタンド・バイ・ミー』 『書くことについて』
スティーヴン・キング

推命道観教室 竹川智子 師範代

『椿の海の記』 『食べごしらえ おままごと』
石牟礼道子

「花の瀬 際の破」◆第40回感門之盟レポート3

 

指南を全うした師範代に、松岡校長のサインと一人ひとりへのメッセージが書かれた「先達文庫」が
2冊手渡される。毎回、このシーンを見ながら「自分も師範代やってみたいな~、校長からああやって
本をもらいたいな~」と思う学衆さんも多いのだ。

先達文庫授与シーン1先達文庫授与シーン2

※29破先達文庫はこちら

師範Tシャツ師範Tシャツ授与シーン

師範のみなさんへは、ここ数回恒例となった「師範Tシャツ」(今回は長袖の冬バージョン!)が贈られた。

 

 

本楼の4カ所に分かれ、教室ごとに師範代から学衆さん一人ひとりへ「突破証」の授与。
突破証を渡す師範代の顔も、受け取る学衆さんの顔も、それを見守る師範の顔も、とびっきりの笑顔だった。

突破証記念写真(内田師範代と学衆さん)

 

29破の面々が1階本楼で和気藹々と「突破証」を受け取っていたそのころ、2階学林堂では22名の放伝生に
「師範代認定証」が授与されていた。実際に師範代となって教室をもたなければ、この「師範代認定証」をもって
いたところでペーパードライバーと同じ。ぜひ師範代としてデビューを、と田中花伝所長。

やまぶき道場記念写真

 

20花の放伝生11名を含む、総勢15名の「新教室名」が、カカ~ンッという拍子木の音とともに発表に。

自分が案を出しそれを松岡校長が編集してくださった「この世に二つとない教室名」を聞いた瞬間の反応は、
ビックリしたり、ぽかんとしたり、しめしめと思ったり、どっと涙が出たりとさまざま。

教室名発表シーン3

 

吉井優子師範代:アルカナ・ミザール教室

山口生人師範代:縁宴しめしめ教室

岡崎美香師範代:木のぼりソーダ教室

園田隆克師範代:佐賀ポータブル教室

井戸一智師範代:メタモル部品教室

吉野美里師範代:葦笛メール教室

下柿元昭夫師範代:ことだまシャトル教室

舘野耕一師範代:道草トルネード教室

田原一矢師範代:遊行ペイズリー教室

小野寺洋子師範代:参度イット教室

宮原由紀師範代:稜線シンデレラ教室

新藤雅子師範代:志操越天楽教室

竹内裕明師範代:余白整体教室

本多亜紀師範代:浮世デバイス教室

石井梨香師範代:風の三味線教室

 

今回の校長校話のテーマは「方法の瀬を渉る」。

『週刊ポスト』で連載されていた「百辞百物百景―コンセプト・ジャパン100」の数々のテーマを繋ぐ“高速瀬渉り講義”だ。

校長「方法の瀬を渉る」校長「方法の瀬を渉る」

「日本する」とは?

編集は一滴のしずくから

いったんローカライズする

もともともっていたものと照らし合わせる

価値を託す

禍々しいものも重視する

「一滴」に戻る

グローバルスタンダードと「日本する」を一致させるために

 

 

これらのすべてが編集学校にはある、ということを多くの方がしみじみ感じられたのではないだろうか。

 

校長のメモ校長のメモ

 

そうそう、この校話で使われた「セイゴオ校長のメモ」がGISISの「どこか」に飾られるというサプライズなお知らせも!

これはぜひ、ゴートクジに行かなくては!

 

全体記念写真

「花の瀬 際の破」◆第40回感門之盟レポート2

 

 

映画『アメリ』のテーマとともに、感門団扮するギャルソンが静かに登場。

器に盛られた『知の編集工学』をブビンガ前方に置いた。

ステージには、木村久美子破学匠と「リストランテ§とっぱーにゃ」のオーナー

「マルコさん」こと関富夫破番匠が登場。29破の突破式の始まり始まり~。

 

お皿の上の「ちのへん」
マルコさん
 マルコさん

 

木村学匠&関番匠

 ≪木村久美子破学匠≫

  回答締切の終わった29破の別院では、

 「感門之盟に行けなかった学衆さんのため」の企画

 「伊香保温泉合宿」が進行中なんですよ。

 ≪関富夫破番匠≫

 29破は、稽古の出だしがとてもよく、

 なんと知文エントリー率が90パーセントを越えたんです。

 安定・充実の稽古ぶり、AT賞の振り返りもしっかりしていました。

 

常に仏のように母のように、時には鬼となって師範代を見守ってきた師範から、師範代に手渡される「感門表」。

師範代の人柄や教室の個性を凝縮圧縮濃縮して、ちょっぴり誇張もしたその言葉の連打は、感門之盟きっての見どころ。

 

≪岡村師範チーム≫

岡村師範

松尾師範代内田師範代

★岡村豊彦師範から「吹寄せ峠教室」松尾亘師範代へ

 経験豊かな先達ガイドであり、吹き抜けてゆく風。

 新しい友人たちと、峠を越えて新たな場所に辿り着きました。

☆松尾師範代

 自分の中で確認すべき型が編集学校にある。

 編集学校はもう一つのホームです。

 通過する中で越え続けること。

 学衆さんには4ヶ月のパサ―ジュを大切にしてほしかった。

★岡村豊彦師範から「アタリ磊々教室」内田文子師範代へ

 内田師範代は、四番ピッチャー兼スタンドの売り子。

 「アタリ磊々教室」は、AT賞全員入賞という29破のドリームチームで、

 編集学校のお手本のような教室。

 ピッチャーの球はちょっと遅いが、助け合って前へ行く教室でした。

☆内田師範代

 花伝所を出たなら、破の師範代まではやり遂げたかった。

 「際」に行って本当の「瀬」は越えていなかったと思うなら、

 その先に進んでほしい。

 

≪藤田師範チーム≫

藤田師範

石原師範代内田師範代

★藤田ゆう子師範から「バーテン六法教室」石原卓也師範代へ

 石原師範代は「謎の師範代」。

 マイペースだが、AT賞や突破など揃えるところは揃えてくる。

 残念なこともありましたが、

 それも必ず残って次に繋がってゆくだろうと思います。

☆石原師範代

 師範代は世界と繋がることのできるロール。

 こんなにおもしろいロールなんだと思いました。

 自分の内側と学衆を型で繋ぐことができることを感じられて、楽しかった。

★藤田ゆう子師範から「音劇コスモス教室」稲田早苗師範代へ

 人がちゃんと育ってゆく教室であり、庭であった。

 「学衆の成長=クロニクル」を、今後も見守っていきたいと思います。

☆稲田師範代

 花伝所で学んだ「学ぶモデル」と「教えるモデル」を感じることができました。

 ひとりずつのモデルを意識することは、実生活にも反映していけた。

 学衆さんには、編集を実生活に活かしながら進んでいってほしい。

 

≪米川師範チーム≫

米川師範

鈴木師範代

★米川青馬師範から「知求たびたび教室」鈴木喜久師範代へ

 鈴木師範代は、山伏のように自らを追い込み続けてきた。

 離の退院式の翌日に破の教室の開講を迎えるという師範代ロールは前人未踏。

 しばらくはゆっくり、ここまで何を得てきたのかを振り返る時間にしてほしい。

☆鈴木師範代

 学衆さんには、「おめでとう」より「ようこそ」と言いたいです。

 突破は、遊・離・花へのパスポート。おおいに遊んでいってほしい。

 イシスはやっぱりおもしろい!

 

≪川野師範チーム≫

川野師範

坂本師範代竹川師範代

★川野貴志師範から「月代蔵前教室」阪本裕一師範代へ

 阪本師範代は、「隊旗」であり「大気」であり、「待機」で「大器」。

 学衆さんが成長していく姿を優しい眼差しで待ち続けるのが上手な「待機」。

 編集術をしまった蔵の「大器」。

 新しい苗代が結ばれた。

☆阪本師範代

 お題はさらりとできてしまうことのほうが問題。

 再回答は、そこに「創」をつくり「楔」を打つこと。

 もっと教室で抗いたかった、抗いたい気持ちを掻き立てられた。

 大好きな教室でした。

★川野貴志師範から「推命道観教室」竹川智子師範代へ

 筮竹を指揮棒に持ち替えてリードする「コンダクター」。

 破の見所を的確に余さず伝える「添乗員」であり、横の交換を起こす「伝導体」。

 師範もしびれました。

☆竹川師範代

 教室は学衆さんが創っていくもの。

 大人の真剣さがあふれた教室で、師範代の自分も多くを学べました。

 気付きを言葉にすること、気持ちを伝えること――「気づきのしくみ」に目覚めた。

 これからも追求していきたいです。

 

レポートその3へ続きます。

「花の瀬 際の破」◆第40回感門之盟レポート1

ギャラリー

このギャラリーには2枚の写真が含まれています。

なんと、前夜から雪。それも数十年ぶりの大雪になるという予報。 「はたしてみなさん来てくれるのだろうか、来られるのだろうか」 9時から集まって準備や掃除に取り掛かった学林局のスタッフや感門団の手もついつい止まりがちだ。 場 … 続きを読む

「編集」ってなんだろう?CINRA.NET赤羽卓美インタビュー

 

音楽、アート・デザイン、映画、演劇と、現在日本のカルチャー情報に特化した
WEBメディア『CINRA.NET』に赤羽卓美師範のインタビューが掲載中です。
イシス編集学校にて日々行われている「編集術」の学びについて、
ご自身の体験や人気ドラマの解釈も交えてご案内されております。

まだご覧でない方は是非、ご一読を!

 

 

「編集」ってなんだろう? 赤羽卓美インタビュー:CINRA.NET

夏の終わりにイシスの縁日。第37回「感門之盟」ご案内

第36回「感門之盟」より

 

門を感じて、盟を約す。

 

イシス編集学校のコースを終えたみなさんが集うこの1日には、
「感門之盟(かんもんのめい)」という名前がつけられています。

 

[守]基本コースの4ヶ月間に渡るトレーニングは、ものの見方を
鍛え、思考のクセを知り、たくさんの個性の輝きに出会う、
丁々発止の連続。
これを、インターネット上のコミュニケーションでやり切ってのち、
初めて、その場を共にした仲間やコーチ(師範代・師範)、さらに、
このユニークなプログラムを考案した松岡正剛校長と一同に顔を合
わせるのが、この日です。

 

★ただいま「感門之盟」関連記事をFace book/twitterに連載中。
 参加される方は、より楽しむための“予習”に、
 ご参加叶わない方は、ご一緒に“門を感じて”いただきたく、
 ぜひごらんください。
 ※記事担当:感門之盟 広報チーム〈伝奏連〉

 
 ■facebook:https://www.facebook.com/isis.editschool
 ■twitter : @isis_es

 

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    ◎ イシス編集学校 第37回 感門之盟 ◎

    *・゜ 歩みは前に・縁は四方に *・゜ 
………………………………………………………………………………………
 感門対象は、30期目を迎えた[守]基本コースを修了された
 みなさんです。会場は、豪徳寺の編集工学研究所のブック
 スペース“本楼”での開催となります。
………………………………………………………………………………………
[日時] 8月24日(土) 13:30〜19:30(予定)/ 13:00開場
[会場] 編集工学研究所1F「本楼」(世田谷区赤堤2-15-3)
     http://www.eel.co.jp/
[参加費]7,000円(飲み物と軽食付/税込)
[お申込]こちらよりお願いします。 8/21(水)まで
     http://es.isis.ne.jp/shop/products/detail.php?product_id=137

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

※お席に限りがありますので、お申込みはお早目にお願いします。
※今回、ご紹介者のご招待/OBの皆様からのお申込をお受けしています。
※お問合せ、取材のご依頼等は、イシス編集学校学林局までお願いいたします。

 

 イシス編集学校 学林局(平日10:00から18:00)
 電話:03-5301-2213 メール:front_es@eel.co.jp

 

 

イシス編集学校 広報

【期間限定】早期申込特典♪

~期間限定(9/30まで)~[守]基本コース早期申込特典 実施中!
==ビッグデータ時代到来。「物語る力」は編集稽古で身につける==

 

 ビッグデータに対する期待が高まるなか、情報を解読する高度な編集技術と、情報にストーリーを与える力がますます求められています。一見、ビジネスと物語にはなんの接点もないようですが、データ情報の解析とはすなはち、多量で非定型な情報群から「意味の束」を引き出し、そこから市場的・社会的な「物語の可能性」を読み取ってストーリーづけていくことなのです。

 

 編集工学者でありイシス編集学校校長の松岡正剛は、ビッグデータ時代に求められる技能として、①データを見分けられる技能②データを処理する技能③データを収納しておく技能④データを理解する技能⑤データから価値を取り出す技能⑥データ分析の結果を人に伝える技能⑦データ分析を物語にする技能 を挙げています。
新たな商品・サービス、トレンドをつくるのはいつの時代も「物語る力」であり、アイドル育成や塩麹・奇跡のリンゴといった例は、背景の物語とともに商品化がなされる現代の特徴といえるでしょう。

 

 イシス編集学校では、[守]基本コースで情報編集の基礎=「型」(上記技能①~③)を修得し、[破]応用コースで「物語編集術」(同④~⑦)を身につけます。[守]で学ぶ「型」は、日々接する情報を適切に解読する力につながり、[破]で学ぶ「物語編集術」は、仮説設定や企画立案、マーケティング戦略といったあらゆる仕事のプロセスに通じる力となります。

 

 ただいま、11月4日(月)開講の[守]基本コース(32期)の申込みがスタートしました。
9月30日までにお申込みいただいた方には、早期申込み特典として、書籍『物語編集力』(ダイヤモンド社刊・定価1800円)をもれなくプレゼントいたします。


監修:松岡正剛(イシス編集学校校長)
企画編集:木村久美子
(イシス編集学校「破」応用コース学匠)
執筆構成:イシス編集学校
発行:ダイヤモンド社
四六判・314頁
定価:1800円+税


 

 物語の五大構成要素や物語母型・物語回路を27点の事例とともに解説したこの一冊は、 [破]応用コースで学ぶ「物語編集術」の一端を垣間見ることができる内容になっています。なお、当校のカリキュラムでは、[守]基本コースで編集技術の基礎を身につけることで、 [破]応用コースに進むことができます。

 基本的な編集技能を身につけ、さらには人・仕事・社会を変えるシナリオメイク術を学ぶことができる[守]基本コース秋期講座は、下記よりお申込みいただけます。


第32期[守] 基本コース
 受講期間 2013年11月4日(月)~2014年3月2日(日)
 定員 150名(定員になり次第、受付終了します)
 受講資格 どなたでも受講していただけます。
 受講料 84,000円(税込)
 ※クレジットカードがご利用になれます。(分割払い可能)
  ※学割制度、再受講割引制度があります。
 受講申込 こちら
 お問合せ 学林局窓口

「ゆかた」でどうぞ!第36回感門之盟「ときめく花*破ときめぐる」

第36回感門之盟 8月 3日(土)
祝・28破突破、19花放伝

28期[破]と19回[ISIS花伝所]、学んだ人も指導陣も、応援してくれた人もそして松岡正剛校長も一緒になって、終わった門、次なる門を感じる日です。編集工学研究所・GIGISで開催いたします。
感門対象期以外の方も、最新の編集学校にも必ずやご自身の痕跡がみつかります。ぜひご参集ください。

1階から屋上まで、全館でお楽しみいただけるよう、準備中です。
天気が良ければ、恒例になりつつある、屋上ビアーガーデンで
暑気払いもいたしましょう。
女性も男性も、ぜひ、ゆかたでどうぞ!!

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[感門対象期]28[破]/第19回[ISIS花伝所]

[日時]  2013年8月3日(土)受付開始   13:00
                開演 13:30~19:30(予定)

[会場]  GISIS「本楼」◆編集工学研究所(世田谷区赤堤2-15-3)
      地図:http://www.eel.co.jp/

[参加費] 7,000円(飲み物と軽食付/税込)

[申込方法]
    下記ECサイトから、直接お申し込みください。

イシス編集学校 学林局
お問い合わせ: front_es@eel.co.jp
編集工学研究所 世田谷区赤堤2丁目15番3号 〒156-0044
tel:03-5301-2213  fax:03-5301-2215

次回、学校説明会のお知らせ

 

 説明会では編集術について、またイシス編集学校ならではの ネットを使ったインタラクティブな学びのしくみについて、ご説明致します。
さらにパソコンを使った編集稽古シミュレーションを行い「如何に稽古が進むか、そして如何に相互学習・相互編集状態が起きるのか」を 体験していただきます。
 プログラム後半はイシス編集学校の現役編集コーチを招いてのQ&Aです。ご質問や気になることは現場経験者に直接投げかけてみてください。

 

 

[日時]  9/23(月祝)14:00-15:30

      10/27(日)14:00-15:30

 

[会場]  編集工学研究所 世田谷区赤堤2-15-3地図

 

[参加費] 無料

 

[申込] ECサイトから、直接お申し込みください。

 

イシス編集学校 学林局
お問い合わせ: front_es@eel.co.jp
編集工学研究所 世田谷区赤堤2丁目15番3号 〒156-0044
tel:03-5301-2213 fax:03-5301-2215

「門前録—2013.07.10」

◎昼間の暑さが少しおさまった夜7時から、イシス編集学校名物の編集術レクチャー&ワークショップ「門前指南」のスタートです。これから随時、開催に合わせて「門前録」をお届けします。当日の記録も合わせて、編集稽古の参考になることなども織り込んでいきたいと存じます。

◎本日のご参加者は女性三名、男性一名。それぞれのご参加動機、プロフィールをご紹介いたします。

 

身近な編集センスをもっと使えるように、日常的なアタマの使い方を鍛えたいキャリア20年のグラフィック・デザイナー。

 

ITを使った教育システムの開発業務を手がけて、文章力を磨いたり、論理と感情のバランスをコントロールする方法を探索中の総合職。

 

カルチャー雑誌の編集から単行本の出版社へ転職して、よりシャープな思考力、プレゼン・メソッドの強化を図りたい編集者。

 

公務員を長年つとめ、20年も前から松岡正剛校長の著作のファンで、編集文化の渉猟を楽しむ男性。なんと、この方はお仕事を終えられて青森から駆けつけてくださいました。

 

 

◎編集学校で方法を学ぶポイントはさまざまにあります。今日は「鍛錬の必要」と同時に、「知識の修得」をおおいにお勧めしました。もともと私たちに備わっている編集力。自在に活用するためには編集術の「型の反復」に合わせて、知的な「型の記憶」を鍛えたい。松岡正剛校長の著す、最近の千夜千冊1508夜『世阿弥の稽古哲学』を読むうちにいただいたヒントです。

 

<能楽では、有文と無文によって稽古の仕方が分かれる。芸の習得者は稽古を積むにあたっては、まずは有文を磨き、そのうえで無文に至るべきなのである。>

 

有文と無文。どんな「文」で型を掴み、覚え込んでいくか。ここが最初の面白さ、実践的編集力の基礎になるはずです。

 

◎さて、3時間余の講義とワークショップを終えて、皆さんにいただいた手応えのコメントです。

「とても実用的で面白い講習だった。視点を変える技は、人生に変化与えてくれそう!」
「訓練の必要性がよくわかった。動かすのが得意と思っていた自分の思考が、けっこう固定的な傾向だったとショック」
「疑問がいろいろ解決した。コンサルティングのアイディア手法と類似性を感じた」
「編集術のポイントがよく分かった。楽しめそうなので夏の講座を受講します」

サイトやサービスへのアドバイスもいろいろと交わされた、充実のセッションでした。皆さん、熱いご参加をありがとうございました。

イシス編集学校 導匠・評匠 大川雅生

実況!学校説明会「イシスってどんなところ?」

イシス編集学校はネットの学校で、実際の校舎や教室をごらんいただくことが
できません。そこで「学校説明会」の機会には、回答画面にアクセスして回答
し指南を受ける一連の学習プロセスをシミュレーション体験いただくとともに、
学校体験者と自由にお話いただける時間を持っています。
昨日の学校説明会でもいろんな質問が出ていました。ミニレポートでご紹介し
ます。

※学習シミュレーションは、ぜひWeb編集力チェックをご利用ください。
 無料で「編集稽古」がご体験いただけます。

 

質問への回答者:森貞英彦さん
(発走バージェス教室 師範代/アプリ開発)

 

 Q.どうしてイシス編集学校に入ろうと思ったんですか?

イシス編集学校に入る前、仕事以外で何か勉強できないかとスクールを探して
いました。
でも、仕事に特化したビジネススクールや趣味に止まるカルチャースクールは、ちょっと違う気がしていたところ、Webで『千夜千冊』というサイトに行き当
たった。ちょうどその横に「編集学校」が紹介されていたので、クリックして
あれこれ見てみました。そのとき「ここに来たら次のことが見えるのではない
か」と感じてやってみることにしました。

 

Q.イシス編集学校をやってみて、何が一番変わりましたか?
それまでは、わりと幅広く物事を考えていると思っていたのです(笑)。でも、
いろんなことが固定化されていたんですね。編集学校に来て「こんなにもいろ
んな考え方があるんだ」ということに驚きました。

情報編集の「型」を学ぶため「編集稽古」をやっていくのですが、教室の中で
はお互いの回答が見られるようになっていて、やっているのは同じお題なのに、
回答や発想のし方は人によってほんとうに様々なんです。

だから、かえって自由になれたと思います。
つくるものが変わってきました。仕事では、当時はロボットの眼にあたる部分
のセンシング技術の開発を、いまはゲーム機でアプリの開発をしていますが、
一人で考えられることは、大したことない。いつもできる限りいいものを作り
たいと思っていますが、最初から凄い物を目指すのではなく、まずできるとこ
ろから出していく。そして、周囲の反応をもらって、次に進む。そういうこと
の繰り返しだと思っています。
そのプロセスでも、編集学校で学んだことがすごく役立っていると思います。

 

Q.イシス編集学校で「これを手に入れた」という実感はありますか?
編集っていう、柔らかい武器を手にできた、ということでしょうか。
言葉がこんなにゆたかな力を持ちうるものなんだ、ということも編集学校に来
て実感したことです。
仕事で想い入れをもってモノをつくっても、それを届けるって結構大変です。
理系ですし、余計に(笑)。メッセージは、発した側と、受け取る側の間で、
どう頑張ってもイコールにならない。とらえ方が違ってしまう。でも、もとも
とそういうものなんですよね。そう思うと工夫します。
情報編集にはそれを前提に様々な方法がある。たとえば、部分だけ見ていても
わからないことを俯瞰で見直したり、未来から見たり。自分が行ったり来たり
いろいろ切り替えながら考えるようになった実感があります。
また、新しいことをやろうとするとき、まず突飛なことを考えがちですが、新
しさはあたり前のことの組合わせ方にあるとわかりました。あたり前を突き詰
めることの大切さもつくづく感じるようになりました。

 

いかがでしたか?

イシス編集学校の夏学期は間もなくスタートします。
この手応えをご自身でご体験ください。

 

イシス編集学校31期[守]基本コース 7/22開講! 

 

(広報)

【早得キャンペーン】「編集する声」プレゼント。


6月30日までにイシス編集学校[守]基本コース夏学期
に申込むと、限定版の音声コンテンツがもらえます。
この夏「編集力で変わろう」という方はぜひお早目に。
校長・松岡正剛による「語りの編集」お楽しみください。

 

 [特典]

 イシス編集学校 校長 松岡正剛の「一册一声」他を
 1ヶ月無料視聴できます。
 (千夜千冊サテライトメディア「方」7月号)

[内容]
・イシス編集学校 松岡正剛校長の音声メッセージ。
・一冊の本の世界を、声と語りで編集する「一册一声」他
 千夜千冊サテライトメディア「方」の会員限定音声コン
 テンツです。
・7月は、千夜千冊ファンにも人気の2冊をとりあげます。
 『五輪書』(宮本武蔵)
 『ガンディーの経済学』(アジット・K・ダースグプタ) 


[対象]
 6月30日迄にイシス編集学校[守]基本コース(31期)
 お申込の方に、もれなくプレゼント。

 *ご視聴にあたり簡単なご登録手続が必要です。

 

ご応募、お待ちしております。

[守]基本コース 2013年夏学期
──────────────────────────────────────
受講期間:7月22日~11月17日
受講料 :84,000円/学割73,500円(税込)
内容  :ネット上の教室で師範代の指南を受けながら
     全38の情報編集の型を習得します。
   詳細・お申込みはこちらからどうぞ。
   http://es.isis.ne.jp/shu.html
──────────────────────────────────────

〈イシス編集学校 広報〉 

朝活もITも「編集」をつけてみる。〈師範の横顔 1〉

師範の横顔〜ITエンジニア・小池和弘師範


 「みなさんの仕事も、人間関係も、ややこしいことが多いですね。
でも、その後ろに〈編集〉とつけてみたら、どうでしょう?」

 

 イシス編集学校の小池和弘師範は、ITエンジニアです。 ITと
いうフィールドで業界の課題に立ち向かうための「編集力」を語っ
てくれました。 

 

 早朝7時の丸の内。「丸の内朝大学」で初めて〈編集〉を学ぶ朝
大生36人を前にしてのひとコマです。 子どもの遊びも、料理も、量
子力学も、ITビジネスも、エンジニアリングできるのが〈編集〉。
この日は、〈編集〉初心者のための入門講義ということで、その全
体像から、端緒につくための具体的なヒントまでを、30分の超圧縮
講義で語りました。

 

 「身の周りのことに、○○〈編集〉とつけてみる。関係編集、時間
編集、キャリア編集。すると、対象として見ることができるように
なって、とたんにアイディアが沸いてきます。」

 

 「与えられた問題でいっぱいいっぱいになるのではなく、FIND
(=問題発見)する、MAKE(=問題創造)する。それが編集的な
カマエです。」

 

 「編集の方法を持ち込むと、いつもの自己紹介もまったく変わっ
てきます。それが問題発見への一歩。
 次に、他人と交し合うこと。『いいね』ボタンを押し合うのとは
違う交わし合いでないとダメです。ややこしさの引き受け方が決定
的に違うからです。」

 
 「仕事を編集する」ためのメッセージの数々。いかがですか?
方法を持ち込んで、業界編集する、小池師範の探求はさらに続きます。

 

 

 月に1回、編集工学研究所のブックスペース「本楼」で開催される
「東京参座」は、〈編集〉とさまざまな領域の課題・話題をクロスさ
せてライブに語る座談型の集いです。

 小池和弘師範をゲストに迎えての「東京参座」が5月3日(金・祝)
に行われます。 ぜひ、おはこびください。

(イシス編集学校 広報)

 

 

 

 

 

今春もやります。丸の内で「アタマとココロの朝稽古」


『「編集力」めざましクラス~アタマとココロの朝稽古』は
イシス
編集学校のエッセンスをビジネスパーソン向けに全8回の連続講座
にしたクラスです。
2012年春から「丸の内朝大学」にてラインナップ、4期目を迎えた
今春、受付開始当日に全席埋まってしまう、人気講座となりました。

 「編集力」は、私たちをとりまく情報を「必要な情報」に変える力。
だれもがその「方法」を身につけ、使いこなすためにできたのが、
このクラス、そしてイシス編集学校です。

 

講師は各界で実践を積みながら「編集力」を磨き、また後進たちに
「方法」を伝える、イシス編集学校の師範陣。このクラスの中では、
次のようなメッセージを伝えてくれました。

 

 たとえば、ある事業提携案件を、どう読み取るか。
モデライズ、見立て、物語化…といった情報編集の「方法」を知る
ことで、読み方はまったく変わってきます。
(証券会社 マネジャー/イシス編集学校 師範)

 

 iPS細胞の場合もそうなのですが、化学の世界も、
研究の「方法」を生み出すことで、道が拓かれてきました。
(大学講師/イシス編集学校 師範))

 

 イメージをマネージする。この「方法」があることを知って、
日本にいながら海外のスタッフたちを動かす道が見えました。
(商業デベロッパー 国際部/イシス編集学校 師範代)

 

 上司から言われて嫌な言葉の 1位は「言ってる意味、分かる?」
だとか。情報の「地」と「図」をとらえて、コミュニケーショ
ンのややこしい部分を整理すれば、こんな詰問はなくてすみます。
(出版社 マーケティング部門/イシス編集学校 師範)

 

 この春、編集力をめざめさせたいみなさま。
丸の内のクラスは満員御礼となりましたが、来る4月15日に
インターネット上の教室で開講する、第30期[守]基本コースは、
最終の申込受付中です。お待ちしています。

◎丸の内朝大学 http://asadaigaku.jp/

◎イシス編集学校 [守]基本コース http://es.isis.ne.jp/shu.html

(広報)

【編光景】29守一斉稽古・番選ボードレール発表!-3

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 ★ 新聞・猫 ★ 
          講評: 真武信一 師範

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 *講評*
 まるで今回の「新聞・猫」の全体を俯瞰したような作品です。
 手摺りも猫基準が大勢を占めているなかで、
 個別のイメージは追わずに、全体のトレンドそのものを
 共有イメージとしながら「時代」と「偏」を対比のキーワードに
 作品を作り上げた方針の見切りはお見事です。

 

 

 

*講評*
 親鸞の「無明長夜の灯炬(むみょうじょうやのとうこ)」と
 荘子の「無用の用(むようのよう)」という壮大な人物の言葉を
 持ち込みながらも軽やかさを保つことができている作品です。
 共有イメージも、新聞=ネガティブ、猫=ポジティブを採用する
 場面が多かったなかで、両方ともにポジティブイメージを強調
 しています。それはおそらく新聞と猫に対する優しい眼差しが
 基本となっているからでしょう。

 

 

 

 

 *講評*
 ごく普通の二つの飲み物の対比なのに、圧倒的なイメージが
 凝縮されてます。読み手のイメージの質と量によって、朝と夜、
 覚醒と鎮静、屋外と室内、コーヒーハウスとウイスキーキャット
 等々、いくらでも引き出せる懐の深さ。

 新聞も、猫も、コーヒーも、ウイスキーも、何でもない日常の
 物です。それを組み合わせることで、ここまで豊かなイメージ
 の起爆剤になる。まさに、ミメロギアの真骨頂といえます。

 

 

 

 

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 ★ 偶然・必然 ★ 
           講評: 木藤良沢 師範             

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 *講評*
 生き物にとって大昔から変わらないことです。生まれ
 出たからには時を経て亡骸に、しまいには骨になって
 土に帰る。生きとし生けるものの必ず通る道。

 卵・骨というのは動物をモデルとしていますが、生命
 一般への連想をもたらします。抽象化し過ぎず、余白
 を残した言選りも程よく、広がり深みを感じさせます。

 

 

 

 

 *講評*
 三叉路は、そればかり好んで描く画家がいる程に何か
 感じさせる力があります。ここで偶然と一緒になって
 なるほどはっきりしたことは、そこに何か起こりそう
 な気配を感じさせるということ。偶然の出会いを予感
 させます。

 一本道で偶然に出会うことが無いかといえば、そうは
 言えませんが、三叉路の偶然と対比されたとき相対的
 に決って何かが起こりそうな確信を持ってしまいます。

 

 

 

 

 *講評*
 運も実力のうち、とかなんとやら言いますけど、実の
 ところはさておいて、まぐれと思えるお子さんの快挙
 に、親御さんの喜ぶ顔。切っても切り離せないですね。

 左から右へ流れるように読めて、ひとつの物語を立ち
 上げる底力が十分に備わった言葉の並びになってます。

 左に事を立て「!?」と思わせて、右でなるほど納得
 させる巧みなハコビ方。各々ひとつだけでは完結せず、
 左右どちらが欠けても成り立たない関係。お見事です。

 

 

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 ●総評● ミメロギア考                    
              福澤美穂子 師範
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 イメージを凝縮した部分とそこから広がる全体の関係。
 そこには、「要約編集」と「連想編集」が働いています。

 ミメロギアは「対比」と「連想」をたのしむゲーム。
 
 特徴を際立て要約することで、「対比」はより一層鮮かに。
 周辺に広がる余白において、読み手は連想で遊べます。

 同朋衆の選好の基準で「余白」が大事にされていることが
 多いのも、そこに遊びや自由が生まれるからでしょう。

 作品が講評の方法を呼び、講評の中で作品が光っていく。
 作品があっての講評ですし、講評によって新たな作品の魅力も
 発掘されていきます。

 作品を素材にして、同朋衆たちは講評でたっぷり遊んでいます。

 みなさんは、講評の中にどのくらい同朋衆の遊び心を見つけら
 れましたか? 「型」や「方法」のお宝を発見できましたか?

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29守の各教室から選出された「番線ボードレール[ミメロギア]
受賞作品」と「作品講評」、いかがでしたか?

イシス編集学校の基本コース[守]では、開講中、編集術
アワード「番線ボードレール」を、全教室一斉に開催して
います。

★ちなみに、

 28期[守]学衆さんの作品、
 「さずかる偶然・さずける必然」
 (黒帯アリス教室 大津淳さん)

 は、3/10に開催した、
 第34回の感門之盟(修了式)の
 テーマタイトルにもなりました。

2つの言葉のもつイメージの<アイダ>をみつめ、対のフレーズ
にすることで、イメージを自由自在に表現する編集術[ミメロギア]。
松岡正剛がつくった、こんな編集モジュール満載のプログラムを
みなさんも、学んでみませんか?

 

◎[守]基本コース・春講座は2013年4月15日開講
 只今、学衆募集中です。

【編光景】29守一斉稽古/番選ボードレール発表!-2

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 ★ 図書室・理科室 ★ 
             講評: 遠島啓介 師範  

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 *講評*
 理科室での実験がきっかけとなり、科学への興味、探究心はどん
 どんと増していく。そしていつしか世紀の大発見。論文となり、
 書籍となり、図書室に蔵書される。そんな、研究者の人生が浮か
 び上がってくるようです。
 
 そしてもっと俯瞰して捉えると、図書室のその本は、次の若き研
 究者が手に取り、そこからまた新たなスタートが切られる。科学
 の進歩は、そんな壮大なバトンリレーといったイメージも。

 

 

 

 

*講評*
 シーンと静まった空間。書棚のあいだを歩きながら、ふと心にひ
 っかかった一冊を手に取る。その表紙をめくれば、未知の世界が
 開かれる。
 目の前に広がる大海原。その先につながるは多様な文化。期待を
 胸に颯爽と出航。さあ、次はどんな世界だ? 
 多彩な世界を知ることができる図書室にピッタリの見立てです。

 ゴクリと唾を飲み込み、そーっとフラスコを傾ける。・・・。
 失敗は成功の母。ならばと次は違う方法を試す。そうしたプロセ
 スの先に、新たな世界は見つけられるのを待っている。
 水中では呼吸ができない私たち。それでも神経を研ぎ澄まし、深
 く潜っていくのは、隠された別世界を見たいから。こちらもピッ
 タリの見立てです。

 

 

*講評*
  図書室で出会う本たち、読書をすればその世界観に入り込んでい
 き、気づけば現実との境界もあやふやに・・・。
 
 理科室では、「もし〇〇が〇〇だったら・・・」。
 目の前にある現実から、探究心が次々と萌芽し、育っていきます。

 イマジネーションが広がっていく空間という共通の“地”から、
 その微妙な違いを捉え、丁寧に丁寧に読みかえていきました。

 

 

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 ★ モンロー・ヘップバーン ★ 
            講評:齋藤成憲 師範              ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

*講評*
 隙にも凛にも目盛りがあります。隙は拡がりすぎるとしどけ
 なくなる。凛も、引き締めすぎるとしたたかに映る。ですが、
 隙があるから色々な数寄に巡り会えますし、凛があるから、
 律がみえてきて、調子を整えることもできます。世界のすき
 間を捉えながら、韻律を守って詠うのが俳句です。モンロー
 とヘップバーンの合間に、すかさず日本の目盛りを忍ばせた、
 新田さんのミメロギアに、銅賞を贈ります。

 

 

 

 

*講評*
 疾風に勁草を知るという故事があります。疾風怒涛のままに
 駆け抜けたモンローの生涯でしたが、それを追い風に出来る
 ほどの堅固な草だったのかもしれません。風薫るとはそんな
 勁草を肌で匂ってみる行為にも思えました。モンローにも、
 ヘップバーンにも、それぞれの緑、そして緑陰を感じます。

 

 

 

*講評*
 いつも最高の微笑みを届けて、数々の著名人と多くの観衆を虜
 にした、モンロー。女の姿として生まれたことを享受し、徹底
 して「女らしさ」を築いたモンロー。女神か!?という問いは、
 モンローが背負っていた「秘密」や「出来事」に由来している
 のかもしれません。!と?の間を行き来してるようにみせるの
 がモンローの魅力であり、モンローっぽさなのでしょう。
 天使といえば、神に仕え、神と人間とを仲介し、人間の守護に
 あたることもある霊的な存在。神と人間との間に立つエンジェ
 ルが、銀幕のヘップバーンに、人生の違った見方(アングル)
 を授けたのかもしれません。その後のヘップバーンが、ユニセ
 フ親善大使に就任して、内戦の続くソマリアやスーダンに訪問。
 最後まで安らぎと温もりを届けることに徹しました。天使だ!
 という答えに行き着いたのも、納得です。

 

 

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 ★ 歌舞伎・能 ★ 
            講評: 青木 穣 師範             

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 *講評*
 箪笥の奥に大切にしまわれた着物に移ったほのかに
 つんとくる懐かしいにほひは世阿弥の奥義を匂わせ、
 おめかしした服にあわせた流行のかをりは先駆的な
 勘三郎の香りがします。火にくべられた香木が解き
 放つかをりのように、読んだ瞬間、秘められた場面
 と歴史が立ち上がる芳しい作品です。

 

 

 

 

*講評*
 同じ空気中の水滴でありながら、片や太陽の光を反射
 して七色に輝く虹と、片や太陽の光も通さない薄暗く
 ぼんやりした霧。煌びやかな世界と幽玄の世界。カラ
 フルなストライプは歌舞伎舞台の定式幕のようでもあ
 り、野外の能舞台はしばしば霧に包まれる。託した一
 文字の自然現象は思いがけない対角線を結び、多重多
 層な景色が浮かび上がります。

 

 

 

 

 *講評*
 ご存知「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」
 とは世阿弥の言葉。端的に「秘花」と切り詰めた潔さ
 が能に通じます。一方、真の花ではない「あだばな」
 は、異端である傾奇者の象徴。普通は「徒花」と書く
 ところを、あえて「華」と言い表したのもお見事。

 

 

-3に続く

【編光景】29守一斉稽古/番選ボードレール発表!-1

イシス編集学校[守]基本コースには、「番選ボードレール」、

通称“番ボー”と呼ばれている期毎のイベントがあります。
 [守]の編集稽古の中から選ばれた1つのお題の回答を、
受講生が
作品としてエントリーし、
「番選ボードレール同朋衆(どうぼうしゅう)」
と呼ばれる師範陣が
“目利き” となって、作品を選りすぐって講評します。
[守]の番ボーのお題は、考え出すと止まらない「即答・ミメロギア」。

松岡正剛校長の創案による、名物エクササイズです。

「ミメロギア」は、イメージの<対比>と<連想>を組合わせた編集術。

29期[守]の番選ボードレールでも、
大勢の学衆(受講生のことを学衆と呼びます)のみなさんが
ミメロギアを遊びました。
お題ごとに投稿されたたくさんのエントリー作品の中から、

入賞作品と講評の一部をご紹介します。どうぞご覧ください。

 

 <入賞作品と講評のご紹介>
 

 -1  ●料亭・居酒屋
    ●サンタ・えびす
  
  ●かまくら・つらら

 -2
  ●図書室・理科室

    ●モンロー・ヘップバーン

    ●歌舞伎・能

 -3
  ●新聞・猫

    ●偶然・必然
   <解説>◯「ミメロギア考」

 

 

 

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 ★ 料亭・居酒屋 ★
                            講評:渡會眞澄 師範
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*講評*
 
 “に”と“で”という助詞の使い分けも効いています。料亭
 は特別で、居酒屋はどこにでもある場所。声にだして読むと、
 音の違いがアクセントにもなりますね。

 

 

 

 

 *講評*
 
 「細そ笑む」も「抱腹」も、もとはそれぞれの客から連想し
 たのでしょうか。「笑い」を地において、言葉を削いで、さ
 らに料亭と居酒屋を擬人化することで、パロディアたっぷり
 のミメロギアになりました。


 

 *講評*
 
 視覚でとらえることのできない香、カタチのない煙、どちら
 も消えゆく儚さをもちながら、見立てによって浮かび上がる
 情景は対をなし、読み手のなかで、ヨコにタテにどこまでも
 豊かに広がっていきます。薫香と煙火。本気の遊び心があっ
 たからこそ出逢えた言葉ですね。料亭と居酒屋のらしさを磨
 き上げた二語に託し、味わい深く仕立てました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ★ サンタ・えびす ★
                            講評: 鈴木亮太 師範

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 *講評*
 
 Amazonと楽天。ここ十年で流通の仕組みをガラッとかえて
 しまった両雄です。もちろん洋のAmazon/サンタと和の楽天/
 えびすという対比もあるのですが、Amazonと楽天のビジネス
 モデルのちがいの見立てとしても興味深い。

 

 

 

 *講評*
 
 サンタさんの髭やら肉付きやら衣装の質感やらはもう
 「もふもふ」と言われてしまうとそれ以外に思いつきません。
 具体的に描写せずとも「もふもふ」だけで幸せを運ぶサンタ
 さんのらしさのすべてを包含してしまっているのです。
 えびす様の「ぽんぽこ」がまた秀逸。「たぬきかよ!」と
 突っ込みを入れたくもなりますが、たしかにたぬきっぽい
 ですよねぇ。福をばらまくえびす様のらしさをぎゅっと
 つかんでいるところが魅力的です。

 

*講評*
 
 大きな白い袋を肩にかけたサンタさんが無垢な子供たちに
 プレゼントを無事に届けて去っていくその後ろ姿。
 どっしりと低い重心で構えたえびす様、そのちょっとや
 そっとの力で押してもびくともしないような安定感。
 この二人の素敵なおじいさんが、わたしたちが求めている
 果報や僥倖を身体のどこで支えているのか、どこに蓄えて
 いるのか。石森さんはそこをしっかりとつかみとりました。

 

 

 

 *講評*

  「橇に乗っている人」「釣りをしている人」ではなく、
 ひらがなを使って「そりびと」「つりびと」と言葉を圧縮することで、
 意味やイメージをギュッギュッと凝縮しているのですね。
 「そりにのってやってきて贈り物をくれて・・・」
 と長々と説明するまでもなく、この「そりびと」と「つりびと」は
 物語を語ってくれているのです。

 

 

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★ かまくら・つらら ★
                            講評:土弘真史 師範        
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 *講評*
「木琴なかまくら」、これだけだと「なんのこと?」と戸
 惑ってしまいますが「鉄琴なつらら」と並ぶと……なるほ
 ど納得。「かまくらって木琴っぽい!」と思えてしまう。
 ミメロギアの方法の力を示してくださいました。

 五感のカーソルづかい、冬の風物から楽器へのジャンプの
 大きさ、切り口のソロイの美しさと、お稽古で身に着けた
 編集術を活かそうとする意気も光ります。かまくら・つら
 らのハーモニー、聞いてみたいです。冬奏でる銅賞を贈り
 ます。

 

 

 

 *講評*

 かまくらの要素は汗、つららの要素は時。「そんな見方が
 あったのか!」と一本取られた気分です。

 アイダに「結晶」という言葉を挟まれたのもうまかった。
 結晶いえば雪、塩、クリスタル……。その言葉にも、キラ
 キラ、サラサラと、そこはかとなく冬らしさが。私はあわ
 せて「不純物を除いてギュッと凝縮」というミメロギアら
 しさも感じました。冬結ぶ銀賞を贈ります。

 

 

 *講評*
 談笑は独りではできず。そこにはかならず複数の人が集ま
 り、会話がなされています。寒を避け、人が集うかまくら
 らしい光景は、「微笑のつらら」とつなげることで、キャ
 ラクターに変化。手品のようなミメロギアでした。

 性格美人のかまくらちゃん、クールビューティーのつらら
 ちゃん。厳しい寒さもなんだか楽しくなりますね。冬笑む
 金賞を贈ります。

 

(-2に続く

第33回感門之盟「タビノ ヲワリノ ハジマリ」(速報版)

 2月23日(土)、GISIS(編集工学研究所)にて、第33回 感門之盟(かんもんのめい)が開催されました。

 感門之盟は、イシス編集学校の各講座修了を祝う、ユニークなイベント。今回は、次の3講座の編集稽古を遂げた学衆の皆さん、師範代、師範が、総勢120名、全国各地から集まりました。

 ・[遊]風韻講座 十一座
 ・第27期[破]応用コース
 ・第18回[ISIS花伝所]編集コーチコース

 本に囲まれた不思議な空間・GISISを使った感門之盟の模様を、スナップ・レポート〈速報版〉にてお届けします。

 

◎プロローグ────────────────────────────

編集学校だけに、この感門之盟の場を編集するのもお稽古!
有志「感門団」が活躍します。

朝、最終確認をする感門団・学林局の面々。

井寸房(せいすんぼう)で、受付開始。 松岡校長も学衆を迎えます。

「突破しました」と報告する[破]学衆の孫犁冰さん。

〈第1部〉
◎オープニング────────────────────────────

お二人の開会メッセージで、感門之盟がスタートします。
「GISISでの初感門を皆で編集しましょう」

学林局・大武美和子 輪匠と感門団・中山有加里 師範代

◎韻去式 [遊]風韻講座 十一座 ────────────────

日本の定型詩を通じて方法や言葉を深める、人気講座の感門。
連衆(生徒)一人ひとりに贈られる小池宗匠の言葉が冴返り、会場を沸かせます。

ネーミング編集にコメントする小池師範と「ま組」連衆。

◎各講座からのメッセージ────────────────────────────

[破]を突破するとチャレンジできるコースの指導陣が、
次の旅へのエールを送ります。

[離]太田香保 総匠「ハードな講座ですが、住めば都です」

[遊]物語講座 赤羽卓美 綴師「もっと日々に物語を」

◎突破式 第27期[破]応用コース───────────────────────

27期を重ねた[破]の感門は、評匠達が読み上げる27歳のアンソロジーでスタート。

木村久美子 学匠と関富夫 番匠が進行。

まず、全校アワード「アリスとテレス賞」を受賞した学衆の方がご登壇。

梅原昭子さん「師範代を命綱に、深く潜ってみました」

物語のタイトルが感門之盟テーマに採用された小池貴之さん

テーマがデザインされたペットボトルラベル

そして、期を全うした師範代が、4ヶ月見守った師範が万感込めて綴った感門表(「 」に抜粋)を受取ります。

【電脳機動隊教室】大場健太郎 師範代

「指南にかけるまっすぐな熱意が伝わりました」

【山水路考教室】松井路代 師範代

「山水的な負を編集契機に変える原動力を与えた」

【カステラシアター教室】原田淳子 師範代

「あたたかな舞台上、学衆さんが心地よく舞っていた」

【すばるバンパー教室】鵜養保 師範代

「コンスタントで切れ味よくユーモラスな指南」

【汎響リフレ教室】西岡能範 師範代

「忙しい学衆に粘り強く指南、集中力引き出した」

【猫町たまたま教室】大久保佳代 師範代

「猫たちとよくじゃれ合い、いざとなると素早く行動」

【走卵道心教室】田中里実 師範代

「編集術に童心で向かい合う火照った心」

【カシマシ夢路教室】八田英子 師範代

「信頼と情熱の連鎖、この冬の一座は忘れられない」

 

師範たちはそれぞれ[破]4つの方法を今後どう活かしてほしいか、ミニレクチャー。

川野貴志 師範(高等・中学校教諭)は、知文術。

藤田ゆう子 師範(医師)はクロニクル編集術。

米川青馬 師範(ライター・ディレクター)は物語編集。

森井一徳 師範(日経BP社)はプランニング編集。

松岡校長は、ライブで一筆。新任師範に贈りました。

会場で師範への書をしたためる松岡校長

◎放伝式 第18回[ISIS花伝所]編集コーチコース───────────────

ISIS花伝所は、イシス式コーチング、学びと場の編集メソッドを学ぶプログラムです。コーチのコーチにあたる花伝所の師範には、松岡校長から花伝扇が贈られます。

 

濱口由貴 花伝師範、小池和弘 錬成師範、                福澤美穂子 錬成師範

イシスの奥義「花伝式目」を花伝師範が語る「白熱ガイダンス」も披露され、会場が一気にインタラクティブになりました。

          北原ひでお 錬成師範

花伝コーナーのラストは、イシス名物の「教室名」発表。花伝所を「放伝」し教室を担当される方には、松岡校長がどんな教室名を編集してくれるのか、ワクワクする瞬間です。

モニタに映し出される校長直筆の教室名

〈第2部〉

◎結餉(食事タイム)────────────────────────────

第2部は、食事を交えおしゃべりする「結餉(ゆうげ)」のひとときからスタート。

◎校長校話────────────────────────────

最後は校長校話。「編集する。日本する。」というイシスのキャッチフレーズを紐解くお話で始まり、「本楼」スペースを巡りながら語ります。「編集的日本像」に一同が想いを馳せる校話となりました。

「メタフォリカル・シンキングが日本流です」

本楼2Fまで人が溢れた。

3講座がクロスする感門之盟が終了すると、それぞれ、新たなタビノハジマリです。

(イシス編集学校 広報)

2月3月の体験講座@ゴートクジ

2月及び3月はゴートクジでいくつかの体験講座並びに学校説明会が開催されます。

編集術を通して学ぶ思考の「型」や編集学校で体験する「イシス式学び」
にご興味のある方はぜひご参加ください。

 

学校説明会
 2月2日(土)14:00~15:30(予定)
 2月16日(土)14:00~15:30(予定)
 3月2日(土)14:00~15:30(予定)
 3月16日(土)14:00~15:30(予定)

 編集稽古のシミュレーションを通して、実際にどんな稽古内容、スタイ
 ルで[守]コースが進むのかを体験していただきます。(参加費無料)
 イシス編集学校の師範・師範代とのQ&Aタイムもお楽しみに。
 
 詳細、お申込みは http://es.isis.ne.jp/sanza.html から。
 (お申込みの際、通信欄に参加希望日を記入してください)
 

門前指南
 2月13日(水)19:00~22:00(予定)
 2月27日(水)19:00~22:00(予定)
 3月13日(水)19:00~22:00(予定)
 3月27日(水)19:00~22:00(予定)

 イシス編集学校のベテランコーチ 大川雅生導匠(どうしょう)が
 ナビゲートする編集術ワークショップは情報編集の「方法」と「型」
 に満ちています。

詳細、お申込みは http://es.isis.ne.jp/monzen.html をごらんください。
(お申込みの際、通信欄に参加希望日を記入してください)

東京参座
 2月17日(日)14:00~17:00(予定)

 今回は「ITと編集」がテーマです。IT業界で仕事をされている編集学校
 師範のお話、ワークショップを通して「ITと編集」の関係、活用法などを
 学んでいただきます。
 
 詳細、お申込みは http://es.isis.ne.jp/sanza.html から。
 (お申込みの際、通信欄に参加希望日を記入してください)

編集術ワークショップ開催_2月8日「page2013」@池袋

社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)が主催する「page2013」の
オープンイベントとして、イシス編集学校では毎年編集術ワー
クショップを開催しています。

今年も2013年2月8日(金)に開催が決定いたしました。業種、
職種問わず、どなたでもご参加いただけます。どうぞお申込み
ください。

 

イシス編集学校では、「メディア・メソッド・メッセージ」の
3Mで、情報をあつかう方法を学びます。

印刷からITソリューションまでがクロスするメディアビジネスの
現場では、メディアを問わず自在に使えるメソッドとして、こう
したイシス編集学校の編集術が役立てられています。

【概要】
企画に、技術開発に、デザインに、経営に。2000年開校以来、
業種・職種を問わず学ばれているクリエイティブ・メソッド
「編集術」を体験できるワークショップ・イベントです。

【開催日】2013年2月8日(金) 18:00~20:00  

【受講料】無料

【場 所】サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYO
     ワールドインポートマート5F (東京都豊島区東池袋3-1) 

【申込み】
bt_oder.gif ※申込みサイトへジャンプします
 

【問合せ】イシス編集学校 03-5301-2213 / front_es@eel.co.jp

 

「page2013」の詳細はこちら
 http://www.jagat.or.jp/PAGE/2013/

 運営団体JAGATの詳細はこちら 
 http://www.jagat.jp/

守役揃って守縁賑わい、イシス守流の感門之盟(速報版)

 12月16日(日)、五反田のDNPビル9Fで、第32回感門之盟が開催されました。
 7月スタートした28期[守]卒門式に140名のメンバーが参集、編集稽古17週間の修了を祝いました。
 今回の師範代は8名、全員再登板でベテラン師範も含む役者揃い。師範ロールのときは強面だった師範代たちも、守縁を紡いだ師範や学衆たちに囲まれて、満面笑顔の一日でした。


 

役者がズラリ。

 

 

◯守役紹介◯

写真は、はじめて師範代ロールを終えたときの<感門之盟>登壇写真。

 

 

姐さん新奇劇教室 奥山和栄師範代

 

 

合接前線教室 古野伸治師範代

 

 

木喰パイロン教室 山脇稔也師範代

 

 

沖ゆいコーザ教室 真武信一師範

 

 

キャラバン海豹教室 大沼友紀師範代

 

 

参読感読教室 大野哲子師範代

 

 

象限ドップラー教室 岡本 尚師範代

 

 

カラダ仮屋教室 渡辺恒久師範

 

 

◯『ISIS NEWS』ダウンロードできます。
 A3版 両面三つ折り(5.4M)です。

 

 

デザインは、感門団の江上聡明師範代(23期八転トート教室)です。

 

 

(コースウェア事業部)

ライブ編集講義、今夜放送!

WEBライブ授業「WEB-campus schoo(スクー)」にイシス編集
学校のベテランコーチ、大川雅生導匠が登場します。
今夜21:00~22:00、番組URLにログインすれば、誰でも無料で編集
レクチャーが視聴でき、コメント参加もできる、というWEB上での
生放送講義です。ぜひご聴講ください。
http://schoo.jp/class/58

 

情報社会のリテラシーとして、いまや誰もが求められる「編集力」。
今夜の放送では、この「編集力」を実践的に高める方法として、
イシス編集学校で多くの方がエクササイズしている〈編集稽古〉が
模擬体験できます。コメント参加で回答できますのでぜひお試しを。

また、内容は「編集術を仕事に活かすための実践型授業〜企画立案
に役立つ編集力強化クラス」となっています。
マーケティングに、制作に、変革プランづくりに。「編集術」から
ブレイク・スルーのヒントをつかんでください。 

 

今夜の講師・大川導匠は、 イシス編集学校のコーチ陣の指導はもち
ろん、編集的読書法のトレーニングから、地域づくりのためのワー
クショップまで、イシス編集学校のメソッド、および編集工学を基
礎とするさまざまなソリューションを展開中です。

 

◎ビジネスパーソンのための読書法ワークショップ(『日経ビジネス』)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120327/230275/?P=1&rt=nocnt 
◎新しい新潟づくりへ、編集術でスタート(イシス・プロジェクト)
http://es.isis.ne.jp/topics/?p=3210 

 

WEB講義生放送はどんな展開になるでしょうか。
今夜21:00、http://schoo.jp/class/58 にアクセスしてみてください。

(広報)