輪読座

日本哲学シリーズ
「道元を読む」

日 時

全日程 13:00〜18:00

 

2021年10月31日(日)
2021年11月28日(日)
2021年12月26日(日)
2022年1月30日(日)
2022年2月27日(日)
2022年3月27日(日)

(リアル輪読座の修了者の方にはひとりずつ、輪読師より「読み切り感状が渡されます。)

 

難読古典を輪読し、図象解読する
イシス唯一のリアル読書講座

難読といわれる日本の古典。古事記・日本書紀、万葉集にはじまり、聖徳太子、空海、閑吟集、三浦梅園、西田幾太郎、折口信夫、井筒俊彦、南方熊楠など。輪読師である高橋のナビゲーションのもと、輪読し、図解していきます。
輪読師・高橋秀元は、松岡正剛と共に工作舎を立ち上げ、オブジェマガジン『遊』を世に送り出してきたコアメンバーの一人。松岡が「学者10人力」という博覧強記の編集者です。日本の神々について独特の解読を進め、観念の技術をめぐり執筆を続ける一方、出版や日本文化・観光・都市の研究、地域振興や文化施設などのプランに携わっています。
輪読座では、予習や前提知識も必要ありません。図象(ずしょう)と呼ぶ高橋が構成した“概念曼荼羅”を介し、お互いに声を出しながら輪読する事で解読力が自然とついていきます。

古典の歴史、概念の前提を輪読師・高橋が図象で徹底解読

古典の歴史、概念の前提を
輪読師・高橋が図象で徹底解読

声を出す輪読と輪読師解説で難読古典も通読できる

声を出す輪読と輪読師解説で
難読古典も通読できる

図象ワークを通して自ら解読し、
伝える力を養いアウトプットする

日本哲学シリーズ
輪読座「道元を読む」のご案内

古来を継承した輪読座の方法

日本哲学シリーズ、輪読座「道元を読む」を開莚(かいえん)いたします。道元(1200~1251)の『正法眼蔵』を21世紀的に読めば、「自己確立・自己革新の方法」をめぐる著述ととらえられます。
禅の心体思想は、意識的にせよ、無意識的にせよ、日本人の身体の様式や精神の様相に根付いてきました。われわれの奥にある禅とは何なのかという問いは、二十一世紀にこそ問われなくてはならない問題ですが、興味はあっても、難しそうでわかりにくいとお思いの方も多いことでしょう。幸いにも、道元は日本に禅が広まるようにと、『正法眼蔵』を日本語の漢字仮名交じり文で著述しました。これは読むにやさしく意味は深い。『正法眼蔵』は、日本の公卿・武家から農民にまで、性別を越えて、個々の人(person)に深く浸透し、中華に生じた禅宗の一派の曹洞宗を超えて、日本曹洞宗となって、日本人の身体・精神に共通する生き方の美学に基づく価値観を与えました。輪読座では、そのうちの主要なおよそ30巻を、その長短に応じて六回に配分し、輪読したいと考えています。禅とは何かに触れておきたいとお思いの皆さま、何の前提知識がないことを強味として、ご参加くださいませ。皆さまとのセッションによる理解を深めたく思います。

さて、「開莚」の「莚」は「むしろ」のことです。板の間や広場に莚を敷き、車座に集まった人々が、書物を読み合わせ、意見を述べ合って、その内容を共有するための会合を開く。「開莚」という言葉が日本で使われるようになったのは、奈良時代から平安時代にかけてでした。「開莚」が必要になったのは、大陸との交流がさかんになり、日本人が歴史や文化や信仰を他の文化圏の人々に話したり、理解を求めなくてはならなくなったからです。そのために編集されたのが、漢文で書かれた『日本書記』でした。東アジア文化圏で共有され、配布されましたから、日本国内でも『日本書記』を共有する会合が「開莚」されたわけです。「開莚」では漢文を読み下して読み合わせ、日本語独自のワードやセンテンスを注意しながら読み合わせています。

この方法は『伊勢物語』、『源氏物語』、『古今和歌集』などとともに、外国から流入した儒・仏・道の書物の共有にも用いられました。読み合わせに、集会者は何の前提知識ももたずに会合し、他者の声を聞き、他者の意見とかわしながら、即座に内容を把握できることになります。輪読ではともかく読み切っていく。すると全体像がおぼろげに浮かび、疑問が残る。それを解消していけばよい。解消できない疑問が残れば、それは儲けもので、いまだに解決されていない研究に値する疑問ということなのです。この古来の「開莚」からあやかったのが輪読座の方法なのです。

今回の輪読座「道元を読む」もまさに日本の起源の奥の奥を紐解き、現代にその意義と方法を問う機会になるでしょう。『正法眼蔵』を中心に再構成、再編集したテキストをみなさんと共に輪読していきます。

サテライト輪読座にお申し込みの方には、バジラ高橋からの道元の歴史的背景を詳述したPDFを第一講でお配りいたします。どうぞお楽しみに。

輪読座「道元を読む」のスケジュール

第一回 だれでもブッダ(覚者)として生きていける

1巻「現成公案」、3巻「仏性」、4巻「身心学道」、5巻「即心是仏」

第二回 「古仏」は「古仏」を脱落してきた

9巻「古仏心」、10巻「大悟」、12巻「坐禅儀」、13巻「坐禅箴」、14巻「海印三昧」

第三回 時間は仏陀を超えていくためにある

20巻「有時」、25巻「谿声山色」、26巻「仏向上事」、29巻「山水経」、31巻「諸惡莫作」

第四回 「心」が変われば、「世界」は変わる

41巻「三界唯心」、42巻「説心説性」、43巻「諸法實相」、46巻「無情説法」、48巻「法性」

第五回 眼に前の仏に会うとは?…日々日常が仏法

51巻「面授」、「仏祖」、「梅花」、「見仏」、「家常」、「三十七品菩提分法」

第六回 坐禅の意義とは?…自己を確立してからどうする?

62巻「祖師西來意」、65巻「如來全身」、66巻「三昧王三昧」、68巻「大修業」、69巻「自證三昧」、73巻「他心通」

◎輪読座への参加の心構え

  • 1.予習禁止=輪読座は「無知」を尊びます。予習の多くが先行する意見・定義の再認であって、自由な発想をさまたげる。輪読座では人が読むのを聞いて思いつく自発的意見を重視し、教科書の文言や通説、既存の学説・解釈の受け売りや代弁を禁止する。
  • 2.読めない状態の参加でよい=輪読座では配布されるテキストを声に出して読みまわします。そのとき、読み間違い、読めない文字の飛ばし読み、たどたどしい読み方などをとがめない。そのたいがいに重要性はない。人が読むのを聞き、自分が読んでいるうちに発声の呼吸・調子が分かって読めるようになってきます。読み手が読めないところを聞き手の読める人がフォローすることは許可する。
  • 3.疑義に発言・応答する=知らないワード・人名・地名などは休憩にスマホでチェックすればよい。しかし、どうして?なぜ?が生じたら、それを提示しなくてはならない。それは既存の知識では解決できないことが多い。そのときは全員が自由に見解を発露してよい。輪読師が疑義を投げかけたら、思いつくままに答えなくてはならない。疑義や答えを誹謗してはならない。疑義や答えのフォローは許可する。
  • 4.読みまわした内容の編集と発表=輪読座では、読む対象の時代状況、その内容のよってきたる所を重視し、それを輪読師が「図象」(ずしょう)で提供。「図象」では読む対象ならではの特殊な用語・術語の図示による解説も行い、内容把握の障害をできるかぎり除いて輪読をはじめる。その中間で読んだ内容を二人組で三環連結・三位一体・二軸四方などを組み合わせて図示し発表。参加者は必ず、これを実行しなくてはならない。
  • 5.宿題が出る=人間は忘却の動物。読み終われば、次の瞬間、内容を忘れる。そこで輪読の終了後、その日に読んだ内容を読み返さないとできない宿題が出される。その答案は輪読師が毎回提供する「図象」の型を参照して作成。そのうちの2、3の答案を、次回の輪読の開始の前に発表していただき、前回の内容を思い出して次の輪読に入る。宿題を提出しないからといって論読座への出席は拒否されない。宿題の答えを出さなければ、読んだ内容を説明できなくなることが多いが、これは自業自得とする。



日本哲学シリーズ
「道元を読む」

日 時

全日程 13:00〜18:00

 

2021年10月31日(日)
2021年11月28日(日)
2021年12月26日(日)
2022年1月30日(日)
2022年2月27日(日)
2022年3月27日(日)

(リアル輪読座の修了者の方にはひとりずつ、輪読師より「読み切り感状が渡されます。)

定  員

30名

受講資格

どなたでも、お申し込みいただけます。
定員になり次第、締め切らせていただきます。

受 講 料

◎リアル講座:6回分 税込価格 55,000円(税込)

[参加スタイル]
2万冊の書棚空間、豪徳寺本楼で、バジラ高橋の解説を聞き、それぞれ声を出しながら輪読していきます。リアルに輪読師と質疑を交わし、図象のグループワークに取り組んでいただきます。宿題やワークの発表も用意されています。欠席された場合にも映像、資料などでフォロー受講できます。
   *クレジットカードがご利用になれます。
   *記録映像データ、資料などをご覧いただけます。

 今期はリアル講座は受付しないこととさせていただきました。
  どうぞご了承ください。 

 

◎サテライト講座:6回分 税込価格 33,000円(税込)

[参加スタイル]
各回当日に講義の様子をリアルタイムでご覧いただける閲覧URLと高橋輪読師の講義資料や輪読するテキストのダウンロード方法をご案内いたします。資料を手元に輪読座の生中継をご覧いただくスタイルです。
   *クレジットカードがご利用になれます。
   *記録映像データ、資料などをご覧いただけます。

 →受講申し込みはこちらから


サテライト輪読座は、6回にわたる講座を動画共有サイトで生中継いたします。各回の資料や課題共有は、リアルの参加者
と同じWEB上のラウンジで行い、記録映像を期間中いつでもご視聴いただけます。ぜひ、遠方の方や時間の調整が難しい方のご参加も、お待ちしております。