太田眞千代・相京範昭・倉田慎一の3人から贈られる「別当賞」と、太田香保総匠から贈られる「総匠賞」。指導陣それぞれが退院者のなかから特別に選出し、みずから賞状を受け渡す。その文面には、[離]の魂の継承者であってほしいという願いが込められている。



●別当賞
○竹島陽子(万酔院)
あなたは、豊かな感性と論理力に優れたものがありました。最後の「離論」で見事に花が咲きました。それは自己を見詰める作業を惜しまなかった竹島さんご自身が、「離」の知的シャワーを浴びて獲得したものです。誇りを持って王道を進んでください。
あなたの才能の開花をたたえ、ここに別当賞を送ります。
相京範昭別当師範代


●別当賞
○迫村勝(放恋院)
離の期間中、一貫して迫村さんにはもっとブレイクを、もっとがむしゃらに、もっと自信を持って、もっともっとと求め続けました。客観的にものごとを捉える能力の高さが災いしてか、なかなか、あと一歩が踏み出しにくそうでした。でも最後の最後、離論において、ためらわない覚悟が定まった。迫村さんの離論はとても面白かった。大丈夫だと思った。
 今後の飛躍を期待して、別当賞をおくります。
倉田慎一別当師範代


●別当賞
○堀内健太(万酔院)
海底に深く息づく深海魚のように「知」は潜行し、ある時は空高く舞う白鳥のように天空を旋回し、万酔院を彩り、万酔院を奏で、常に万酔院を酔わせてくれた掘内さん。言葉のひとつひとつを大切に、ただの一度も疎かにせず、最上の器で差し出してくれた一期一会の回答。そこには極上の甘露がありました。三季離の誰にもひけをとらない深淵さ、あなたの並々ならぬ洞察力に瞠目し、飛び出す言葉の数々に歓喜しました。
「文巻」と「目次録」を携え、躊躇することなく「世界」に遊撃していってください。
太田眞千代別当師範


●総匠賞
○山田寛(万酔院)
「離論」は、15週間の山田さんの思考錯誤とともに、ISIS編集学校「離」が第3季にしてついに到達した存在学としての世界読書のあり方を象徴していました。世界読書の血脈を、山田さんは透徹した思索と回答を連ねることで、みごとに引き受けてくれました。これからも、この「道」を歩む者は孤心を知らねばならず、そうでなければ絆も祭も万酔も放恋も生まれない。
山田さんが見出した方法の哲学が屹立する場所こそが、世界読書の離想郷になることでしょう。
太田香保総匠



■第三季「世界読書奥義伝」世界読書の夜明け
■第三季「世界読書奥義伝」退院認定者発表
■第三季「世界読書奥義伝」特別賞受賞者発表
■第三季「世界読書奥義伝」典離認定者発表
■第三季「世界読書奥義伝」指導陣

 



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別当賞 竹島陽子さん(万酔院)
別当賞 迫村勝さん(放恋院)
別当賞 堀内健太さん(万酔院)
総匠賞 山田寛さん(万酔院)