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●安井大輔
互いが分かちがたく重なり合っている自分と世界の多層的な視界こそが、世界読書のパースペクティブであったんですね。
●長谷部亮介
感じることと思考することは一生涯の伴侶だ。命ある限りいくらでも反復できる。
立ち戻る文巻も、既に手元にある。
●野嶋真帆
そもそもこの体は重力場の特徴なのだし、意識は歴史の途中からの参加者である。「今」は、大きな大きな宇宙のカナリゼーションの中の1点であり、当然のことながら、他人事は自分事と続いているのだ。
●阪井博
読む人、聞く人が「ははーん、この人、【離】をやり終えた人だな」と感じてもらえる「仕事、言葉、生活」を続けて行きたい。
●中村正敏
主題に耽溺することなく、方法に惑溺することなく、美をも芸術をも捉えて離さない“方法”を、この国こそが提示できるのではないか。
●岡本嗣典
いよいよ暗く深い、大きな書物の森の中へ、独離で入ってゆく時がまいりました。
いざ、果てのない森の奥へ!
●加藤達彦
「離」は、僕にとって〈ふるさと〉だった。困ったとき、壁にぶつかったとき、孤独に陥ったとき、きっと僕はここに幾度となく帰ってくるだろう。
●石田純子
幼心が現在と乖離している限りどんなテーマも私の着地点にはならないのだろう。
しかし私の文巻はいま私の幼心といっしょに動き出した。
●大音美弥子
時間だ、関係だ、組織だ、ルールだ、経済だ。いや戦いだ、恋愛だ、と「離」学衆を襲う困難は文巻の流れと相似律でやってくる。最後の敵は、「なんだ。自分だってできるじゃん」と思ったときに襲いかかってくる。
●加藤清一
目標は、「臨界知」を超えること。
戦う武器としての文巻、気づきを盛りつける食器であるノート、楽しい音楽を奏でる楽器であり楽譜でもある目次録を授かったのだから。
●迫村勝
一番心を打たれたのは、感極まったのは、「面白さ」や「楽しさ」などではなく、「離」の「きわどさ」のようなものだった。
●近藤茂人
教育の本質は「遊」である。
「離」がそうであったように、一生の原郷を作ることである。
●菊池しのぶ
得たものは、世界に向き合うための地図とスコープとツールたち。
世界に投げ出されても大丈夫だという勇気。そして編集魂。
見慣れてたはずの日常に「!」があふれて、やりたいことが山ほどできた。
未踏のフロンティアは広大。
退屈してる暇はない。
●斉藤伸子
自分と世界を分けている「あいだ」。これまで発見され、記述されてきたあらゆる解釈を呼び起こしてそれを越えてゆこうとするべきではないか。
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