日本には五音と七音のことばを組み合わせたさまざまな型があります。俳句、川柳、短歌、連句、長歌、都々逸、今様など、場所を変え、時代を超えて伝えられてきたこれらの定型詩は、「日本語という方法」であり、編集技法のメタファそのものと言えるのです。
 風韻講座の編集稽古には、編集的世界観を深めてゆくための好機が、いたるところに埋め込まれています。日本人は、ことばと型で遊び、また、ことばと型を遊ぶのが、とても好きで、しかも上手でした。
 たったの一言が世界を動かし、ほんの一音が宇宙を覆うことさえある。ことばはあなたであり、あなたはことばかもしれない。ささやかなことばの遊びに潜んでいる編集術は無尽蔵です。その一端に、この座で、ともに触れてゆきましょう。

[遊]風韻講座師範 小池純代

師範:小池純代 (こいけ すみよ)
12月15日生まれ。歌人。
歌集『雅族』『苔桃の酒』『梅園』。
WEB版「千夜千冊:放埒篇」への返歌1144首が書籍版『千夜千冊』に収められている。
イシス編集学校師範。

[遊]専門コース 風韻講座
第15座 (突破者限定講座)
【期間】2017年5月8日(月)
     ~2017年8月13日(日)
※リアル稽古「仄明書屋」
【於】 編集工学研究所

 

作品集「風韻乃集」
(ふういんのしゅう)
風韻稽古の面影を残す連衆自薦の作品集。終了後の韻去式で手渡されます。



  • おなじみの好きなもの
  • ふたたびみたびミメロギア
  • なつかしの編集思考素
  • 付き合ひのいい575
  • 愛想のいい77
  • 桜の森の幔幕の下
  • わびさびみやびなヴィッシュゲーム
  • ある日あるときオノマトペイア
  • まさかさつま
  • アクロバティックにアクロスティック
  • ノスタルジックなニューモード
  • 室内吟行
  • コレポンレモン
  • あかあかやあかあかあかや
  • 間も間々もメモ
  • 芒の原を歩く月:次第
  • からくれなゐのからごころ
  • やまどりの尾のやまとうた
  • あなたのなまへのアナグラム
  • いよいよいろいろいろは歌
  • 雪にふる雨ちる霰
  • かりそめのこころごころのかりごろも
  • 矢色さはさは矢数俳諧
  • そろそろアンソロジー

吟行、歌会、連歌、かるた…ほのあかり、連座した日々の記録集です。
リアル講座「仄明書屋(そくみょうしょおく)」「韻去(いんきょ)式」の様子も
こちらでご覧いただけます。〈特設ページ〉


連雀からのメッセージ

風韻の遊びは相伝の学び 山拓矢○(株)みらい/教材の編集
 【緋連雀】第十一座「小梅座」・【黄連雀】第九座 「南天座」

 風韻講座の魅力はなんといっても小池純代宗匠その人にあります。言葉遣いが端正なこと。遊び心に富んでいること。おもてなしに彩られていること。忘れがたい指南が待っています。
 「端正な言葉」「遊び心」「おもてなし」の三つは、じつは日本の詩歌の特徴ともぴたり重なります。つまり風韻に遊ぶということは、宗匠と戯れているうちに知らず知らずのうちに文藻の奥深くへ連れ立ってもらうということ。相伝の学びの楽しさが味わえます。
 詩歌は特別なものではなく、万人の胸中に生まれているその時々の様々なリズムだと思います。ぜひ、その「うた」を口ずさみに、温泉のように温かく、トワイライトにも似た少し不思議なこの一座へ遊びにきて下さい。

世界を知るのは日本語の型から 高柳康代◎トータルメディア開発研究所 師【黄連雀】第十一座「小梅座」

 日本語の伝統的特徴的な型を遊びつつ、楽しみつつ、その方法の奥へ奥へと誘ってくれるのが風韻講座です。 遠い存在だと思っていた短歌や俳句、連歌といった型が、お稽古を重ねるごとに、じつは自分の深いところに息づ いていたことを発見するでしょう。
 日々私たちは喜怒哀楽、すべてに日本語を使い、そのルール、型に嵌って生活しています。その規範は個々人の内面にとどまらず、友人関係や家族のありよう、会社や学校といった組織のかたち、社会の姿や意味にまで及んでいます。
 日本語の方法をあらためて見直すことは、世界を捉えなおすことと同義。一緒に日本語の方に嵌って、世界を謳ってみませんか?

日本語が日本の方法だった 森美樹◎乃村工藝社/プランナー 【黄連雀】第十座「煙草座」・【緋連雀】第八座「弓弦座」

 日本語を学ぶなら風韻講座だと思ったのは正解でした。講座を受け、連雀も務めさせていただいて、今おもうのは、やはりなにごともよき師との出合いが大事だということです。
 風韻講座を受けると、日本語に対する見方や態度が変わります。私にとっての大きな変化は、ブンガクを読めるようになったことです。内容よりも言葉を味わう楽しさを知りました。古典も読みたくなります。古語辞典も繰りたくなります。それが言葉を学ぶ近道だと、そして日本語の方法が日本の方法だと気づかせてもらえたからです。
 「一語一句を金粉のように扱う」と小池師範はおっしゃり、手本を見せてくれます。そこに先人たちが大事にしてきたことばの姿(プロフィール)が出入りします。こんな先生にもっと早く会いたかった。

言葉遊びという反日常 野嶋真帆◎グラフィックデザイナー 【緋連雀】第十座「煙草座」

 普段私たちは言葉に遊ぶことを忘れています。ついつい言葉を、正しく意図を伝える道具としてのみ見なしてしまいます。けれども風韻講座で、音と意味を剥がしてみたり、響きの様子を探ってみたり、節に心を任せてみたりするうちに、言葉の、日本語の、別の力に気づくにちがいありません。
 上田三四二の「短歌は日本語の底荷」という名言も腑に落ちるでしょう。きっと日本語は、歌という編集稽古によって鮮やかさを保ってきたのです。そして日本人は、 歌に遊ぶことで、日常の澱みに反旗を翻してきたのではないでしょうか。


講座名[遊] 専門コース【風韻講座】第15座
受講期間 2017年5月8日(月)~8月13日(日)
※リアル稽古「仄明書屋」を含むプログラムです。
 於・編集工学研究所
定員 21名
受講資格[破]応用コース修了者(突破者)
※風韻講座未受講者の申込みを優先させていただきます。
受講料

税込価格 150,000円(本体価格138,889円)
※クレジットカードがご利用になれます。(分割払い可能)

申込開始日3月1日(水)0:00受付開始
※開始までは申込画面が表示されません。定員になり次第受付終了します。
問い合せ学林局窓口(isis_editschool@eel.co.jp)
申込 受講申込へ



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