朝活もITも「編集」をつけてみる。〈師範の横顔 1〉

師範の横顔〜ITエンジニア・小池和弘師範


 「みなさんの仕事も、人間関係も、ややこしいことが多いですね。
でも、その後ろに〈編集〉とつけてみたら、どうでしょう?」

 

 イシス編集学校の小池和弘師範は、ITエンジニアです。 ITと
いうフィールドで業界の課題に立ち向かうための「編集力」を語っ
てくれました。 

 

 早朝7時の丸の内。「丸の内朝大学」で初めて〈編集〉を学ぶ朝
大生36人を前にしてのひとコマです。 子どもの遊びも、料理も、量
子力学も、ITビジネスも、エンジニアリングできるのが〈編集〉。
この日は、〈編集〉初心者のための入門講義ということで、その全
体像から、端緒につくための具体的なヒントまでを、30分の超圧縮
講義で語りました。

 

 「身の周りのことに、○○〈編集〉とつけてみる。関係編集、時間
編集、キャリア編集。すると、対象として見ることができるように
なって、とたんにアイディアが沸いてきます。」

 

 「与えられた問題でいっぱいいっぱいになるのではなく、FIND
(=問題発見)する、MAKE(=問題創造)する。それが編集的な
カマエです。」

 

 「編集の方法を持ち込むと、いつもの自己紹介もまったく変わっ
てきます。それが問題発見への一歩。
 次に、他人と交し合うこと。『いいね』ボタンを押し合うのとは
違う交わし合いでないとダメです。ややこしさの引き受け方が決定
的に違うからです。」

 
 「仕事を編集する」ためのメッセージの数々。いかがですか?
方法を持ち込んで、業界編集する、小池師範の探求はさらに続きます。

 

 

 月に1回、編集工学研究所のブックスペース「本楼」で開催される
「東京参座」は、〈編集〉とさまざまな領域の課題・話題をクロスさ
せてライブに語る座談型の集いです。

 小池和弘師範をゲストに迎えての「東京参座」が5月3日(金・祝)
に行われます。 ぜひ、おはこびください。

(イシス編集学校 広報)

 

 

 

 

 

九州参座につづき浪花参座を開催します

イシス編集学校の師範、師範代がナビゲーションする<編集術ワークショップ・参座>。
10月6日の九州参座に続き、8日(月・祝日)の浪花参座開催が決まりました。
以下のページで各種体験講座の詳細をご確認ください。

 

★参座 http://es.isis.ne.jp/sanza.html

 

★門前指南 http://es.isis.ne.jp/monzen.html

 

★本稽古 http://es.isis.ne.jp/hongeiko.html

 

10月の体験講座ラインアップに“九州参座”が加わりました

10月の体験講座開催予定に“九州参座”日程が加わりました。

参座MI(マネージングインストラクター)中野由紀昌が地元・福岡で

展開する新企画「九州オンナの書斎ネットワーク」と連動して、

本と編集術を味わっていただきます。

10月の体験講座日程は、以下のページでご確認ください。

 

★参座 http://es.isis.ne.jp/sanza.html

 

★門前指南 http://es.isis.ne.jp/monzen.html

 

★本稽古 http://es.isis.ne.jp/hongeiko.html

 

今週末の東京参座は、学校説明会!

この夏は編集術に入門しよう、と計画中の方へ、
イシス編集学校・体験講座をご案内します。

学校説明会at東京・赤坂   

 松岡正剛の書棚に囲まれた東京は赤坂の編集工学研究所で、   
 学校説明会を開催します。   
 「ネット上の編集稽古」というものがどんなものなのか、パソコンを使って   
 編集稽古のシミュレーションをするほか、ゲストに招いた師範代とのQ&A   
 タイムを設けます。   

 日時:9月1日(土)14:00~15:30      
 (学校説明会は参加費無料です)

 

 ◎参座、学校説明会の詳細、お申し込みはこちらからどうぞ。
http://es.isis.ne.jp/sanza.html        

◎過去の学校説明会の様子はこちらのレポートでご覧になれます。   
http://es.isis.ne.jp/topics/?p=2480

 

(イシス編集学校 学林局)

8月の参座と門前指南で、いい汗かきましょう

連日の猛暑日にアタマもぐったり気味の方。

イシス編集学校の体験講座で、脳に汗をかいて すっきりしゃっきりしませんか?

 ★東京参座    

編集術ワークショップとイシス編集学校の編集コーチ、師範代や師範をゲストに

招いてのトークセッションという2部構成でお送りします。    

今回は「“たくさんのわたし”を読書する」をテーマに「本棚編集ワークショップ」を

松岡正剛の書棚に囲まれた東京は赤坂の編集工学研究所で、行います。       

「わたし」という無限の情報を、本をツールに組み立て組み合わせ、本棚をわたしならではの編集世界に仕立てます。  この情報の仕立てに必要な、編集的な「型」もインプット!  

日時:8月11日(土)14:00~17:00        

場所:編集工学研究所     

  

http://www.eel.co.jp/access.html  

参加費:2000円

◎詳細、お申し込みはこちらからどうぞ。  

 http://es.isis.ne.jp/sanza.html        

 

★門前指南  週末に入る前に脳をぐいぐいストレッチしましょう!  

イシス編集学校のベテラン編集コーチ・大川雅生導匠(どうしょう)がナビする

編集ミニレクチャーと編集術ワークショップ<門前指南>。  

情報編集の方法の基本から編集力を鍛える実践的なアドバイスまでを行います。  

日時:8月9日(木) 19:00~22:00     

    8月24日(金) 19:00~22:00  

場所:編集工学研究所     

    http://www.eel.co.jp/access.html  

参加費:3000円

◎お申し込みは http://es.isis.ne.jp/monzen.html から。

(イシス編集学校 学林局)

ワークショップの夏、到来

毎月全国で開催している編集術ワークショップ「参座」ですが、
今月は東京、大阪、福岡で開催です。

さらに、週に一度開催している体験講座「門前指南」も土曜に特別開催。
ご友人などともお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

  <<参座募集中>>
   ●東京参座:7月16日(土)
   ●九州参座(福岡):7月30日(土)
   浪花参座(大阪):7月31日(日)
   →お申込みはこちらから
  
  <<門前募集中>>
   ○赤坂「門前指南」:7月23日(土)
   →お申込みはこちらから


●東京参座(東京・港区


▼「共読参座」
 40年間にわたり松岡校長が手がけてきた「本の冒険」を紹介する映像“BOOKS SEIGOW”をダイジェスト上映。加えて目次読書法ワークショップで共読体験の3時間。スペシャルゲストによるトークもあります!

日時  :7月16日(土) 14時~17時
場所  :編集工学研究所1F
→(地図)http://www.eel.co.jp/access.html
参加費 :2000円 



当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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●九州参座(福岡


日時  :7月30日(土) 14時~17時
場所  :ホワイトベース大名
福岡市中央区大名1丁目3ー42
ローズマンション大名403号
→(地図)http://tinyurl.com/yhjyhcn
参加費 :2000円
当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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●浪花参座(大阪


日時  :7月30日(土) 15時~18時
場所  ポリロールスタジオ      
      大阪市北区同心1-11-6 4F       
      (プラスコミュニケーションズ内)
→(地図)http://es.isis.ne.jp/sanza_naniwa_map.html
参加費 :2000円

当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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○門前指南(東京赤坂


 イシス編集学校のベテランコーチ・大川雅生導匠(どうしょう)がお届けする、編集術入門講義とワークショップの3時間体験講座。短時間ながらツボを押さえてアタマと心のあちこちに響かせる大川導匠ならではの名人芸をご堪能ください。
 今回は門前指南終了後、撮りおろし“BOOKS SEIGOW”の試写タイムを設けます。稀代の編集者・松岡正剛による編集の冒険エピソードの数々が披露されたDVD上映です。お時間のある方は是非最後までお楽しみください。

日時  :7月23日(土) 
<赤坂門前指南> 13:00~16:00
<BOOKS SEIGOW上映> 16:00~16:30

場所  :編集工学研究所1F
→(地図)http://www.eel.co.jp/access.html
参加費 :3000円 



※当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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 <主宰・お問合せ先>

編集工学研究所 イシス編集学校 
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-64
TEL: 03-3568-2103(ダイヤルイン) FAX: 03-3568-2202
土日祝日夜間(緊急連絡先) TEL:070-6456-7720

 

7月も全国で編集術ワークショップ[参座]

 6月17日の東京参座も26日の浪花参座も大盛況だった6月の「編集術ワークショプ・参座」ですが、7月も引き続き、東京・福岡で開催されます。ぜひご参加ください!

 <<参座募集中>> 
   東京参座:7月2・16日(土)
    九州参座(福岡):7月30日(土)

  お申込みはこちらから



●東京参座(東京・港区


▼「人から生まれる編集力・人を育てる編集術」
 7月2日は、「人を育てる編集術」をテーマに、編集術ワークショップとゲストトークの3時間です!

日時  :7月2日(土):13時~16時

▼「共読参座」
 40年間にわたり松岡校長が手がけてきた「本の冒険」を紹介する映像“BOOKS SEIGOW”をダイジェスト上映。加えて目次読書法ワークショップで共読体験の3時間。スペシャルゲストによるトークもあります!

日時  :7月16日(土):14時~17時

場所  :編集工学研究所1F
→(地図)http://www.eel.co.jp/access.html
参加費 :2000円 


当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら

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(ご参加希望日をご記入ください)


●九州参座(福岡


日時  :7月30日(土):14時~17時

場所  :ホワイトベース大名
福岡市中央区大名1丁目3ー42
ローズマンション大名403号
→(地図)http://tinyurl.com/yhjyhcn
参加費 :2000円
当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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 <主宰・お問合せ先>

編集工学研究所 イシス編集学校 
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-64
TEL: 03-3568-2103(ダイヤルイン) FAX: 03-3568-2202

土日祝日夜間(緊急連絡先) TEL:070-6456-7720

 

全国で参座が開催されます!

 「編集術ワークショプ・参座」がこの夏も全国で開催されます!6月17日の東京参座からスタートし、大阪、福岡と広がっていく編集術の輪をご体験ください!

 <<参座募集中>> 
   東京参座:6月17日(金)、7月2日(土)
    浪花参座(大阪) :6月26日(日)

    九州参座(福岡) :7月30日(土)
  お申込みはこちらから



●東京参座(東京・港区
「人から生まれる編集力・人を育てる編集術」


 6月~7月は、「人を育てる編集術」をテーマに、編集術ワークショップとゲストトークの3時間です。

日時  :
 6月17日(金):19時~22時
 7月2日(土):13時~16時

場所  :編集工学研究所1F
(地図:http://www.eel.co.jp/access.html

参加費 :2000円 



当日受付でお支払いください。
※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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(ご参加希望日をご記入ください)

<次回>7月16日「共読参座」企画中です!



●浪花参座(大阪



日時  :6月26日(日):15時~18時
場所  :
ポリロールスタジオ      

    大阪市北区同心1-11-6 4F       
    (プラスコミュニケーションズ内)
→(地図)http://es.isis.ne.jp/sanza_naniwa_map.html
参加費 :2000円
当日受付でお支払いください。

※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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●九州参座(福岡



日時  :7月30日(土):14時~17時

場所  :ホワイトベース大名
福岡市中央区大名1丁目3ー42
ローズマンション大名403号
→(地図)http://tinyurl.com/yhjyhcn
参加費 :2000円
当日受付でお支払いください。

※必ず開始時間までに、会場にお入りください。

お申し込みはこちら
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 <主宰・お問合せ先>

編集工学研究所 イシス編集学校 
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-64

TEL: 03-3568-2103(ダイヤルイン) FAX: 03-3568-2202
土日祝日夜間(緊急連絡先) TEL:070-6456-7720

 

[レポート]5月20日開催「東京参座~おいしい編集術」

 5月20日、編集工学研究所では、編集術ワークショップ「東京参座」が開催されました。仕事編集術生活編集術をテーマにした前回の「東京参座」とは趣向をかえて「編集ご賞味-お菓子でひもとく編集術」と銘打っての開催です。

“お菓子”という身近な素材を通して見えてくる編集術の世界。
今回は、ワークショップとゲストトークの様子をご紹介します。

参加者の方々は、
 「Webや文章の編集で詰まることが多いので、考えるヒントにしたい」
 「情報を整理する仕事でやり方に迷うことがあるので、切り口を知りたい」
 「[序]コースを受講したのですが、リアル型の講座も体験したかった」
 「場当たり的な営業の仕方に限界を感じ、突破口を見出したい」

というような動機をお持ちでした。

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 (校長・松岡正剛による書「東京参座」)

今回の編集術ワークショップは、
 「ポストイット編集術」
 「おかし連想術」
 「型で味わうお菓子」
の三本立て。

 イシス編集学校ではなじみ深いワークショップも、「お菓子」を添えてみることで、新たな味わいが生まれました。ポストイットを使うだけで、「メモリーズキャンディー:日本の記憶を明日に」といった企画が生まれたり、「1パックのつながり」というコンセプトが生まれるなど、みなさん、ワークショップを通して編集術の眼が動き出したようです。

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 (ワークショップの様子)

そして、実際に和菓子が登場です!
富貴草、五月花、唐衣、紅涼水、蕨餅、麦手餅、夏柑糖、干菓子などなど
お菓子たちがテーブルを彩ります。

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(テーブルに並ぶお菓子)

 しかし、お菓子を食べるのがこのワークショップの目的ではありません。
 お菓子を一つの「情報」とみなし、その情報を整理したり、並び変えたり、さらには別のものに見立てたり。編集術の基本要素がふんだんに詰まったお菓子編集術で、お腹も頭もいっぱいになるワークショップとなりました。

「妄想だって編集!」

後半は、編集学校でコーチを務める方々によるトークセッション。
まずは、赤松師範からです。
※師範は、師範代(編集コーチ)をコーチする人を指します。

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赤松木の実さん/会社経営・イシス編集学校師範

 赤松木の実師範は、大阪で開催中の「浪花参座」のインストラクターも兼任しており、さらに会社を経営されています。主にカタログの制作に携わっており、「編集」が本職の師範です。

 「先日、長野での撮影でコーディネーターを務めました。時間も予算も制約が多い中で、メンバーとの意思疎通や情報共有をしなければならず、そこで活きてきたのが編集術でした。自分の視点だけに固執せずに、第三者軸を設けて、情報を整理する。それによって、滞りなく仕事が進みました。」

私たちの頭の中は常に「編集状態」にある、という赤松さん。
編集術が、生活に欠かせないものになっているそうです。

 「編集術は自分の生活そのもの。“意識すること”は日々なくてはならない力です。意識していない頭の動きを意識させてくれる場所が、イシス編集学校なんですね。当事者である意識と、離れてみる目を行き来することで、全体を俯瞰できるようになります。」

視点を動かし、意識を向ける。
そういった日々の積み重ねを通して、編集術を鍛錬していっている赤松師範の編集的生き方が垣間見えるようでした。

 「以前、[浪花参座]にいらっしゃった方は、物語を想像し、空想することが好きな方でした。けれど、それを誰とも共有できなかった。参座のワークショップでは、その空想を単なる妄想に終わらせずに、そこから「方法」を取り出しました。そうすることで連想術や発想法などの編集術へと発展していったんです」

編集学校では、「妄想」だって思考の訓練につながるんですね。

「カウンセリングは“物語”なんです」

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大村浩子さん/セラピスト・コピーライター・イシス編集学校師範代

 大村浩子師範代は、二足のわらじをはいてらっしゃいます。一つは、コピーライター、もうひとつはセラピスト。コピーライティングのノウハウを上達させるために編集学校に入られたそうですが、結果的には、どちらの仕事でも編集術が活きていました。

 「セラピーでは複数のメソッドを使ってクライアントさんに最適なものを組み立てます。例えばアロマセラピーでは、クライアントさんに合ったアロマを調合します。オレンジひとつとっても、実からと花からでは、香りも作用も異なるので、香り・効能・香る時間など、様々な軸を立てて、分類しなければなりません。」

まず、「軸を立てる」という方法。

 「対話を通して、適切な香りを選び、調合するのですが、香りや症状は言葉では表現しにくいものです。だから、編集学校で学んだ“イメージの交換”を行います。クライアントさんが描くイメージを丸ごと受け取ることで適切なセラピーになります。」

続いては、「イメージの交換」

 「意識、体、そして心の三位一体を心がけています。それぞれに対して、言葉のカウンセリング、手技のカウンセリング(マッサージ)、香りのカウンセリングを複合的に行うことで、生命全体に調和が生まれます。」

こちらは編集思考素の一つ「三位一体」
どれも編集学校における情報編集の「方法」です。

 「編集術を用いて、クライアントさんにとっての“物語”を作ってあげています。起承転結を読み取って、さらに回復への物語を紡ぎます。そうすることで、先へ進んでいける道ができるんです。」

 そして最後には、[破]応用コースで学ぶ「物語編集術」です。小説や脚本だけが物語なのではなく、人の人生も「物語」に見立てることで編集可能になる、と大村師範代は締めくくりました。

 人の中は見えないし、将来も見えない。
 その不確実なものを編集していくお二人の話に、お菓子にとどまらない編集の奥行きが見えてくるトークセッションとなりました。

 参加された方々からは、このようなご感想をいただきました。
 「子どもと接するときに本当に必要なことは、自分の視点を強要するのではなく、子どもがすでに持っている多様な視点に気づいてあげることだと分かった。」

 「現在就職活動中なんですが、履歴書でも面接でも、たとえ他の人が同じ経験を語ったとしても、自分の軸で自分を編集することが強みになると気付きました。」

 「高齢の親の話を聞くのがちょっと億劫になってきていたのですが、視点や視座を積極的に共有し、同じ目線に立ってからコミュニケーションをとることが、相互理解につながるんだと思いました。」

 「ワークショップでうまく回答できないのではないかという不安があったのですが、その不安=不足から編集が生まれるんだと実感しました。」

 「お菓子でひもとく編集術」と題して、開催した5月の「東京参座」でしたが、お菓子だけでなく、アロマも就活も人の人生までも「編集」してしまった3時間となりました。
次回は「人を育てる編集術」。ぜひお楽しみください!

【イシス編集学校】 http://es.isis.ne.jp/
【[参座]情報】 http://es.isis.ne.jp/sanza.html

[レポート]東京参座“たくさんの私” 生活編集術

4月24日。前日の強風と横殴りの雨とは打って変わり、都内は春らしい晴天。この日、港区赤坂にある編集工学研究所では、編集術ワークショップ 「東京参座たくさんの私・生活編集編」が開催されました。

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松岡校長の著作。参座にお越し頂いた皆さんに読んでいただけるよう、毎回ディスプレイしています。



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ワークショップは、「ポストイット編集術」、ほか二つの編集術を加えた三部構成。

思考するときにどんな道筋を辿っているのか。普段頭の中に閉じこもっている情報を、編集術を使って少しずつ取り出して行きます。受講された皆さんには、思考の流れを捉える方法の手応え、編集術のエッセンスを感じていただきました

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さて、後半戦はワークショップから少ししつらえを変えて、お茶と茶菓子を楽しみながら、イシス編集学校の師範を交えた「参座セッション」。この日の東京参座のテーマ“たくさんの私”を軸に、あらゆる生活の場面で活かされている『編集の型』や、学衆(生徒)たちの輪がみるみるうちに広がっていく面白さについて、サンザめくトークが繰り広げられました。

自分のもっているものを、活かす編集。

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畠山尚子師範/冷暖房メーカー広報

畠山尚子師範は、編集ワークショップに参加してから実は1年半ほど「守」受講を迷っていたとのこと。そんなとき、会社の上司から「自分の持っているものをもっと活かしなさい」と言われたそうです。特段自分に何ができるのかもわからないし、上司の言葉の意図もわからない。このことがキッカケで、ずっと気になっていたイシス編集学校に飛び込んでみることに。その後、一気に「守」「破」「花伝所」と進み、入門(「守」受講のこと)から僅か1年半で師範代、師範へと駆け上がることになります。


「教室という場で学ぶことがすごく力になったなぁと思います。本を読んで何かを知るということと、教室という場で稽古するってことは全く違いました。私も受講前は、『知の編集術』を読んで何となくわかった気になったりしていたんです。でも本って一回読むと知識としては入るけれど、いざ取り出そうとしてもなかなか出来ない。教室という場で、お題に対する自分の回答(取り出したもの)を、師範代と一緒に振り返ったり、同じ学衆さんたちの全く違う回答、“解”を見たりすることが、『編集の型』を理解し使いこなす上で、すごく刺激になりました」

 

畠山師範は、編集学校を出てからの変化を、写真を学んでいる時にも感じたそうです。  

「たとえば、クリスマス・カードの写真を撮るという課題が出たとき、被写体をどう構成するかアイディアが次々出てきました。アイテムを並べるにのも、対にしたり、組み合わせたり、何かに見立てたり、視点を変えたり。そういうことを、一つではなく何パターンも考えられるようになったと思います。編集稽古でトレーニングしている意識は、仕事にもアートにも料理にも、応用できます」

『編集の型』を学ぶことは、自分のもっているものを活かし、「思いつき」や「ありきたり」を脱する近道なのです。


電車の扉が開いた瞬間にワーっとスタート!

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濱口由貴師範/映像メディアオペレーター

濱口由貴師範は、子育て・家事・仕事の3点セットに加え、現在開講中の第25期「守」基本コース師範もこなしています。

「仕事から帰ってきて、子供を迎えに行って、それとすべて並行して家事をこなすってすごく大変。それをどう“編集”していくか。たくさんの必要なもの・ツールを考えて、それぞれ準備して、オーダー(段取り)をかけていく。どういう順番で何を片付けるかを頭の中でシミュレーションするんです。それで夕方、地元の駅に電車が滑り込んで扉が開いた瞬間にシミュレーションしたすべての行動をワーっとスタートさせます(笑)

全く同じ事を家事でも仕事でもやっている。会社に着いた瞬間に、頭の中に描いた流れに沿ってこなして行く。もちろん日々イレギュラーなことって多いですが、それでも大丈夫なように多重に組み立てておくんです。仕事にしても私生活にしても、スケールや種類に違いがあるだけで、やっていることはどれも似ている編集の『型』を使っていると思うんです。例えば仕事で何か行き詰まったとしても、これっていつも家でやっていることと同じだよねって思えると、解決までが一気に見渡せる」

“たくさんの私”が見つかるネットワーク

編集学校の編集稽古を通じて生まれる独自の交流について、濱口師範はこう話します。

「編集学校では人の“出逢い”がたくさんある。師範代が学衆同士のやり取りの場を作ってくれるから、どんどんいろんな人たちと繫がって行きます。同じ学衆のなかでも、住んでる場所も世代も違うから、みるみるうちに世界が広がっていくし、不思議と共通の趣味を持った人と出逢うんですよね。誰の前でも持ち出せなかったような自分が出せたり。稽古を終える頃には、教室の皆と自分にとって新しい、でも懐かしいくらいに親密な人間関係を築いていることに気がつくんです

編集稽古を共にすることで連帯感も生まれ、『編集の型』を掴むことで、学衆同士のコミュニケーションがどんどん密になっていくのです。

 

この日の参座は時間いっぱいまで、お二人の師範から“たくさんの私”についてと、編集学校の楽しみについてお話を聞くことができました。

今後も多様なテーマで、編集ワークショップ「東京参座」が開催されます。

皆さん、是非ご参加くださいませ。

 

【イシス編集学校】http://es.isis.ne.jp/

【各地の参座情報】http://es.isis.ne.jp/sanza.html

(学林局/梅村晃一)

[レポート]東京参座“たくさんの私” 生活編集術

4月24日。前日の強風と横殴りの雨とは打って変わり、都内は春らしい晴天。この日、港区赤坂にある編集工学研究所では、編集術ワークショップ 「東京参座たくさんの私・生活編集編」が開催されました。

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松岡校長の著作。参座にお越し頂いた皆さんに読んでいただけるよう、毎回ディスプレイしています。



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ワークショップは、「ポストイット編集術」、ほか二つの編集術を加えた三部構成。

思考するときにどんな道筋を辿っているのか。普段頭の中に閉じこもっている情報を、編集術を使って少しずつ取り出して行きます。受講された皆さんには、思考の流れを捉える方法の手応え、編集術のエッセンスを感じていただきました

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さて、後半戦はワークショップから少ししつらえを変えて、お茶と茶菓子を楽しみながら、イシス編集学校の師範を交えた「参座セッション」。この日の東京参座のテーマ“たくさんの私”を軸に、あらゆる生活の場面で活かされている『編集の型』や、学衆(生徒)たちの輪がみるみるうちに広がっていく面白さについて、サンザめくトークが繰り広げられました。

自分のもっているものを、活かす編集。

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畠山尚子師範/冷暖房メーカー広報

畠山尚子師範は、編集ワークショップに参加してから実は1年半ほど「守」受講を迷っていたとのこと。そんなとき、会社の上司から「自分の持っているものをもっと活かしなさい」と言われたそうです。特段自分に何ができるのかもわからないし、上司の言葉の意図もわからない。このことがキッカケで、ずっと気になっていたイシス編集学校に飛び込んでみることに。その後、一気に「守」「破」「花伝所」と進み、入門(「守」受講のこと)から僅か1年半で師範代、師範へと駆け上がることになります。


「教室という場で学ぶことがすごく力になったなぁと思います。本を読んで何かを知るということと、教室という場で稽古するってことは全く違いました。私も受講前は、『知の編集術』を読んで何となくわかった気になったりしていたんです。でも本って一回読むと知識としては入るけれど、いざ取り出そうとしてもなかなか出来ない。教室という場で、お題に対する自分の回答(取り出したもの)を、師範代と一緒に振り返ったり、同じ学衆さんたちの全く違う回答、“解”を見たりすることが、『編集の型』を理解し使いこなす上で、すごく刺激になりました」

 

畠山師範は、編集学校を出てからの変化を、写真を学んでいる時にも感じたそうです。  

「たとえば、クリスマス・カードの写真を撮るという課題が出たとき、被写体をどう構成するかアイディアが次々出てきました。アイテムを並べるにのも、対にしたり、組み合わせたり、何かに見立てたり、視点を変えたり。そういうことを、一つではなく何パターンも考えられるようになったと思います。編集稽古でトレーニングしている意識は、仕事にもアートにも料理にも、応用できます」

『編集の型』を学ぶことは、自分のもっているものを活かし、「思いつき」や「ありきたり」を脱する近道なのです。


電車の扉が開いた瞬間にワーっとスタート!

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濱口由貴師範/映像メディアオペレーター

濱口由貴師範は、子育て・家事・仕事の3点セットに加え、現在開講中の第25期「守」基本コース師範もこなしています。

「仕事から帰ってきて、子供を迎えに行って、それとすべて並行して家事をこなすってすごく大変。それをどう“編集”していくか。たくさんの必要なもの・ツールを考えて、それぞれ準備して、オーダー(段取り)をかけていく。どういう順番で何を片付けるかを頭の中でシミュレーションするんです。それで夕方、地元の駅に電車が滑り込んで扉が開いた瞬間にシミュレーションしたすべての行動をワーっとスタートさせます(笑)

全く同じ事を家事でも仕事でもやっている。会社に着いた瞬間に、頭の中に描いた流れに沿ってこなして行く。もちろん日々イレギュラーなことって多いですが、それでも大丈夫なように多重に組み立てておくんです。仕事にしても私生活にしても、スケールや種類に違いがあるだけで、やっていることはどれも似ている編集の『型』を使っていると思うんです。例えば仕事で何か行き詰まったとしても、これっていつも家でやっていることと同じだよねって思えると、解決までが一気に見渡せる」

“たくさんの私”が見つかるネットワーク

編集学校の編集稽古を通じて生まれる独自の交流について、濱口師範はこう話します。

「編集学校では人の“出逢い”がたくさんある。師範代が学衆同士のやり取りの場を作ってくれるから、どんどんいろんな人たちと繫がって行きます。同じ学衆のなかでも、住んでる場所も世代も違うから、みるみるうちに世界が広がっていくし、不思議と共通の趣味を持った人と出逢うんですよね。誰の前でも持ち出せなかったような自分が出せたり。稽古を終える頃には、教室の皆と自分にとって新しい、でも懐かしいくらいに親密な人間関係を築いていることに気がつくんです

編集稽古を共にすることで連帯感も生まれ、『編集の型』を掴むことで、学衆同士のコミュニケーションがどんどん密になっていくのです。

 

この日の参座は時間いっぱいまで、お二人の師範から“たくさんの私”についてと、編集学校の楽しみについてお話を聞くことができました。

今後も多様なテーマで、編集ワークショップ「東京参座」が開催されます。

皆さん、是非ご参加くださいませ。

 

【イシス編集学校】http://es.isis.ne.jp/

【各地の参座情報】http://es.isis.ne.jp/sanza.html

(学林局/梅村晃一)

[レポート]『東京参座~仕事を編集する』 職場に対話がサンザめく!

 4月9日に行われた第一回「東京参座~仕事を“編集”する」に引き続き、23日(土)に第二回目が開催されました。 今回も前回に続いてご好評いただき、満席の会場となりました。 

「この春から広報の仕事をするようになり、自分も変わるきっかけを作りたい」
「会社の仕事を覚えるだけでなく仕事に自分らしさを出したい」
「違った分野の仕事をするための情報の扱い方を学べないか」
「チームの問題解決に編集術を活かせないか」

など、新年度だからこその向上心・好奇心を持ってお集まりいただきました。

 このイベント内で行われた座談会「参座セッション」では、実際に編集術を仕事の現場で応用されているイシス編集学校の編集コーチの方をお招きしましたので、今回はその模様をレポートいたします。  

衝突だけがクリエイションじゃない 

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森井一徳さん/日経BP 広告プランナー・イシス編集学校師範 

 森井さんは現在、編集コーチを指導する「師範」という役割を担う一方、情報産業の第一線で活躍しており、その仕事ぶりは編集的・立体的です。 

 「現在では、紙や電子など情報の乗り物が多様化し、情報そのものの流通速度も上がってきました。両者をどう組み合わせていくかが重要になってきた中で、“編集術”が活きてきます」 

 どういう風に活きてくるのか。具体的な例を挙げていただきました。 

 「アメリカの会社に自社のリソースやコンテンツを提供するという仕事がありました。しかし、ただ単にこちらの情報を提供するだけでは相手は喜びません。自社が持つリソースを、相手の会社の視点で切りだし、“編集”を加えることで、相手にとって有益なプレゼンができるようになります。他者と向き合うときこそ、編集術は有効なんですね」 

 当日のワークショップでも扱った情報の分節化や動かし方のさまざまな方法が、実際の仕事の中で応用され、森井さんの仕事をより創発的なものにしています。 

 「さらに重要になってくるのがチームでのプロジェクトの推進です。チーム内でAとBという反対の意見が出ると、しばしば反発が起きます。しかしながら、AをA’、A”に言い換えてみる。Bも同じように、どんどん言い換えていく。するとAがBに、BがAに近づいてお互いの共通項を見出していけるのです」 

 一見相反したことが、チーム内の衝突を超えて、新たな創造につながっていく。“言い換え”編集術実践シーンを披露。

 「多くの人は、自分の意見を大事にしますよね。しかし自分が考えたことであっても、自分という主体から離してみる。アイデア、人、それぞれの要素を組み替えていくような感覚ですね。自分がオープンな状態になり、新しい発想や仲間とスムーズにつながっていけるようになります」 

 「自分」への過剰なこだわりを捨て、対話という新しい情報の価値を生み出す。この流れをマネジメントする編集術が肝となります。

 続いて、いかに編集力を高めるか、というお話しへ。

 「今回は2分とか4分とかの短時間でワークショップに取り組みましたが、時間の制限が、発想力・編集力を加速させていきます。この企画は5分しか考えない、と決めて集中するのです。そのトレーニングとして編集学校の編集稽古があるんです」 

 「とにかく仕事の仕方が変わりました」と語る森井さんは、仕事と時間を編集することで多くの案件を効率的に動かしていくスタイルを身に着けられたようです。 

 「しかしこれはノウハウ本を読むことでは実感できない。編集稽古では、自分が回答したり、指南を受けたりするため、情報が動いていきます。だから生徒にとってもコーチにとっても面白いんです」 

 編集術の実用性から面白さまで、森井さんが普段感じている編集の手ざわりごと、お話をお聞きすることができました。情報を生き生きと扱い、人と人の間を編集しているお仕事ぶりが浮かぶようです。
 

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ワークショップ会場の様子

職場がギスギスしたら、ルル三条。 

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大泉智敬さん/星野リゾート マーケティング・イシス編集学校師範 

 30歳を越えたときに、無性に勉強したくなり、ビジネス書フリークになったという大泉さん。とにかくビジネス書を読み漁った中で、松岡校長千夜千冊に出会って、読書の仕方を考え直すようになったそうです。まさに仕事のために編集術を学び始めた大泉さんの話が始まりました。 

 「私の仕事は、リゾート施設の再生や運営が主なものです。その案件に対して、まず最初に情報のデータベースが必要になります。情報を抽出することは、まさに今日ワークショップで行った“りんご連想術”なんです」

 どんなにスケールの大きい事業や案件であっても、情報編集の手順は同じです。 

 「再生中の施設に、また来ていただくためには、その原因や要素を分節化することが大切です。その施設の周辺にどんな魅力があるのか、顧客は誰なのか。そういった意味情報を組み合わせていくことで、コンセプトが立ち上がってきます。これは今日皆さんが体験した“ポストイット
編集術”が土台になっているんです」

 こういうブレインストーミングやコンセプトワークは、規模が大きいほど複雑に情報が絡み合い、その解を導きだすことが困難です。しかし大泉さんは編集学校で、情報編集の「方法」を身につけたことで、日々の仕事の中で用いる方法自体を自分で組み立てられるようになったそうです。 

 そして、話は職場の中へ。 

「人間関係がギスギスすることってありますよね。その時に考えるのが、編集術の一つ、“ルル三条”なんです。その組織が抱える問題を漠然と考えるのではなく、ルール・ロール・ツールという切り口に当てはめることで、解決の糸口が見えてきます。これが編集術の「型」なんですね。これで問題解決のスピードや深さが変わってくるんです」

 案件にも職場にも応用可能な多様な情報編集の「型」。これを編集学校では繰り返し学びます。「型」の習得で「思考のOSが変わった」と語る大泉さん。ビジネス書を読み漁っていた頃とは異なるエンジンを携えて、大きな事業にも小さな場にも編集的に取り組んでいました。
 

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師範を囲んでの「参座セッション」

 ワークショップを体験した参加者の方からは、
「もしかしたらとても難しいかもしれないと思っていたが、安心しました」
「日常何気なくやっていることを意識化するというワークショップだったので、楽しめた」
「自分と他の人の捉え方の違いに驚いた」
「言い換えを通して、情報を自分から切り離して動かしていく感覚をもっと磨きたくなった」

と、ライブな編集体験を語っていただきました。 

編集術の「方法」の入り口に触れたことを通じて、
「編集的アイデアの出し方に興味を持ったので、もっと深いベースの考えやスキルを学びたい」
「イメージが直線ではなく、『型』によって変わったり膨らんだりすることの面白さを感じた」
「思考の方法を知っているかどうかで、企画力の幅が変わっていくと実感した」

と、編集術の世界に一歩踏み出していただけたようです。 

 仕事のナカにソトに編集術を活用している師範のお二人と、初めて編集術に触れた参加者の皆さんとの「対話」から、普段はネット上にある編集学校の生きた仕組みを体感することができる「東京参座」となりました。 
皆さん、ありがとうございました!

 

新たな知の冒険へ!
【イシス編集学校】
http://es.isis.ne.jp/

 

 

 

 

[レポート]編集術ワークショップ「東京参座~たくさんの私・生活編集術」

 4月は新しい生活が始まる月。
 入学、入社、引越し、異動など新たな環境がスタートした人も多いのではないでしょうか。

 新生活で戸惑ったり、ためらったり、混乱したりといったことがある中で、自分の身の回りの“情報編集”に焦点を当て、編集術ワークショップ「東京参座~たくさんの私・生活編集術」が4月10日に開催されました。

 このイベント内の座談会「参座セッション」にて、3人の編集コーチから生活編集のあれこれを伺いましたので、レポートをお届けします。

「自分の“好き”がわかるんです!」


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森山
智子さ/イシス編集学校 師範・松丸本舗ブックショップエディター

 今やイシス編集学校の師範として、また松岡正剛校長プロデュースの書店・松丸本舗で活躍する森山智子さん。
 森山さんが、編集学校に入門してからの一番の変化は、「自分がもともと好きだったものが意識できるようになったこと」だそうです。

 「見つけるアンテナがたくさん立つようになりました。なんとなく好きだなぁと思ってたことに対して編集術を使うと、自分の好みとか関心とかを明確に意識できるようになるんです。」

 自分の中の情報を取り出し、関係性に注目したことで、好きなファッションやインテリア、考え方や雰囲気など、自分の好きな世界を楽しんでいけるようになったという森山さん。

 基本コース[守]で自分の“好き”がわかり、次は応用コース[破]へと進んだところ、
そこはさらに、好きなことを深める機会となりました。

 「取り出した情報を並べたりくっつけたりすることで、編集の『型』がわかるんです。なんとなく過ごしていた毎日の生活の中から、自分の好きな『型』を発見すると、他のことに当てはめたり再現できます。好きの“なぜ”“どうして”も、こういうとらえ方をすると、目利きの眼になっていきます。」

 編集稽古を通して、自分の“好き”のベースがわかったら、それを組替えて、自分の心地良いと思えることを増やしていくことができる。生活編集のエンジンになる。
 それが「自分の地面の発見」だと森山さんは語ります。

 
「外に向かって手を伸ばす」

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相部礼子さん/富士通 政策渉外、イシス編集学校 師範代

 会社から出向を命じられ、また復帰。お仕事の第一線に立ち続けながら、編集稽古をスタートし、いま師範代にもチャレンジしている相部さん。

 「仕事が忙しいと特に、好きなものはともかく、関心のないものには手がかりもなく、遠ざかったままになりがちですよね。それだけではダメだなって思ったのが編集学校でした。」

 今まで触れてこなかった新しい種類の情報へ導いてくれたのは、編集学校の様々な人たちだったそうです。

 「編集学校には、まず松岡正剛校長がいます。そして各教室にはコーチとして師範や師範代がいて、その中に一緒に稽古を進める仲間がいます。そういった方々からの刺激が新しい情報への手がかりになっていきました。」

 最初は不安に思えていた「未知」なることにも、ポンポンと飛び石を飛ぶように手が届く。知らなかった本や聞いたこともない仕事、そしてたくさんの人との出会いが「既知」へと変わります。外にあるたくさんの情報に手を伸ばすことが楽しくなり始めた、と相部さんは話されました。

 「外に出ることで『失敗』も増えます。私も最初はためらっていたけれど、失敗も一つの編集をおこすチャンスだと考えるとポジティブに捉えられるようになりました。」

「編集は全部をひとつにする」

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渡辺恒久/身体教育研究所 技術研究員・イシス編集学校[守]番匠

 

 編集学校に入るときは、自分の書くことが人に見られるのもためらうくらい自信がなかった、とおっしゃる渡辺さん。今は[守]基本コースの一翼を担う番匠(サブディレクター)です。

 「以前は自分の人生と関係ないものに飛び込んでいくことを、ためらっていました。情報が氾濫しすぎていて、自分が空中分解を起こしそうだったからです。」

 日本と海外を行き来し、翻訳やライター、広告関係の仕事など、多様なことに関わる中で、情報過多になり、自分の限界を感じたそうです。そういう中で、編集学校で情報編集の「方法」を学び、アレとコレを一緒にしたり、アレンジしたり、と情報への見方が変わったことで、押し寄せる情報にもくたびれることがなくなりました。

 「編集という考え方に出会ってから、全部がひとつになったような気がします。つながっていないと思ってたことが、どんどん結びついて、『関係』が見えるようになりました。」

 「関係」が無いと思って敬遠してきたものが、突然自分にとって身近なものへと変わっていくダイナミズムに、渡辺さんは夢中になっていったそうです。

 「自分が無意識で当たり前だと思っていたことが、がらりと変わってくるんです。自分の中で固まっていたもの、染み付いているもの、立っている場所は、決して当然のものではなく、常に動いているものなんです。」

 そして、最後に渡辺さんは“無駄”の大切さを話されました。

 「つまり脇道も大切ということです。実はどこかで本道とつながっていたり、本道より大切なものを見つけることもあります。そんな“無駄”に向かっていくことを編集学校で学びました。」

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お菓子を囲んで「参座セッション」
 

 好きな色から世界の成り立ちまで、全部が情報に包まれていることを実感している3人だからこそ、情報編集の「方法」を通して、新しい世界に飛び出すことができました。新生活も“編集”していくことで、不安が希望に変わっていくことを確信できる「参座セッション」となりました。
 皆さん、ありがとうございました!

この春から新たな知の冒険へ!
基本コース[守]申し込み受付中!
http://es.isis.ne.jp/course_shu.html
 

レポート]編集術ワークショップ「東京参座~仕事を“編集”する」

 赤坂の編集工学研究所で、編集術ワークショップ「東京参座」が開催されました。編集術を体感体験していただくライブイベントとして今年2月に始まった[参座]。札幌や大阪、福岡に続き、「東京参座」もスタートです。
 今回は、「仕事を“編集”する」というテーマで行われた回をレポートします。

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  松岡正剛校長による書「東京参座」

質問の花がサンザめく

 4月9日、編集工学研究所内のイベント会場には、参加者がぞくぞくとご来場。当日の申込みの方も含め会場いっぱいにお集まりいただきました。今回のテーマは「仕事」の編集。そのためかビジネスマンやデザイナー、編集者やPR関係の方など、編集術を仕事に活かしたいという参加者の方々が多くいらっしゃいました。

 「編集がどういうことかいまひとつわからなくて」
 「多角的に考えるというのがどうすればできるのかヒントをもらいたい」
 「震災の影響による社会の変化へ対応したい」
 「どこでも通用する企画力を身につけたい」
 「将来的なキャリアアップに備えたくて」

といった動機でご参加いただきました。

 情報の取り出し方を学ぶワークショップでは、実際の企画立案への応用の仕方を積極的に質問して、ご自分の仕事へ活かすきっかけを見つけようとしている方もいたり、編集の型を動かすワークショップでは、すぐにでも実践できそうなソーシャル・アクション・プランが出てきたり。
 仕事の現場で生きる編集術が参加者の方々の手によって、形になっていきました。

 80分間の一連のエクササイズを終えた皆さんは、
 「今まで使ってこなかったような頭の使い方をしたので、
 新たな視点から仕事に取り組めるようになりそう」

と語っていました。

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ワークショップに取り組む参加者の皆さん

 編集を学ぶと何が違うのか。仕事のステップアップに編集術は役立つのか。参加者の方々の疑問に答えるために、続いては「参座セッション」として、編集コーチである森美樹さん、大澤靖永さんによるクロストークが行われました。

 

編集の「型」を仕事のエンジンに

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森美樹さん/乃村工藝社プランナー、イシス編集学校師範

 森美樹さんは、博物館をはじめとする文化施設のプランニングに携わり、新規施設の展示企画から既存施設の管理運営までに関わる仕事をしています。仕事柄、マネジメントやプランニングの「方法」をどうすればメンバーに伝えられるか困っていた時期に、編集学校に出会ったそうです。

 森さんは、3・11の震災による大変化の中でいかに仕事を“編集”していったのか、という話から始めました。
 限られた情報、時間、電気。何よりメンバーが集まれない。この状況の中で、大切なコンペに間に合わせ、急場で仕事の速度をあげるために用いたのが、やはり編集術でした。

 「まずは、相互編集状態をつくること。自分ひとりで悩むので
 はなく、仲間と情報を出し合い、情報を分節化するなど編集
 作業を共有する
ことが大切です。」
という森さんの言葉には、今日のエクササイズで学んだことがそのままの形で生きています。

 さらに、多くの人が悩みがちなコンテンツ作りに関して、
 「コンテンツづくりも、手持ちの情報や中身で悩むのではなく、
 まずは『型』をつくる。そしてそれを動かしてみる。そうすること
 で、一つの情報が別の側面を見せ始めます。『型』を尊重する
 ことで、必然的にコンテンツは生まれやすくなります。」

 編集学校で最初に学習する「型」は森さんが仕事の現場をリードするエンジンになっていました。
 編集学校では、毎回「お題」という形で師範代(コーチ)から出題があり、そこに情報編集の「型」を用いて回答していくシステムになっています。森さんは仕事のプロセス上の課題を編集学校の「お題」に見立て、順にクリアしていくよう組み立てることで、どのように進めればいいか見えてきたといいます。

 「編集学校で師範代を経験したことで、自分の仕事にもコーチ
 の眼を向けられるようになり、課題を立体的に見ることができる
 ようになりました。」

 ずっと生徒のままではない編集学校ならではのシステムが、現在の森さんの多角的な視点を生み出しているようです。

 

仕事の「最適解」は方法で導き出す

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大澤靖永さん/第一法規 人事室、イシス編集学校守番匠

 大澤靖永さんによるクロストークは、営業の視点からでした。
 大澤さんは、法律関係の出版社で営業に携わったのち、現在では人材教育を担当。社内では珍しい異動だそうです。

 大澤さんは仕事のスタイルを変えなければならないと思い、編集学校に入られました。
 「お付き合いのある企業や自治体とのコミュニケーションは
 それぞれの企業文化・組織文化に合わせて、使い分けなけ
 ればなりません。その方法を磨きたくて、編集学校の門を叩
 きました。」

 大澤さんが特にお仕事で使われている編集術は「思考の軸」という考え方。
 「営業を担当している自治体が市区町村合併をしたことがあ
 ります。文化の異なる組織が合併すると混乱が起こります。
 それぞれ地域の特性に応じ、仕事のやり方だけでなく、組織
 の思考の『方法』が異なるからです。新たな方法と共有できる
 『軸』を設定することによって、コミュニケーションは円滑に進
 むようになります。」

 ここにも、編集学校が大切にする「方法」が活かされていました。
 編集学校で学ぶ「型」や「方法」は自分の理解を深めることであると同時に、他者とのコミュニケーションや情報共有を促します。情報の捉え方や扱い方に精通することで、意見や意味内容の差異を超えたやりとりが可能になるからです。

 「いつ、どの型を使う、という固定したものではありません。
 編集稽古を通じて、リハーサル記憶となったものを、その時
 に応じて動かしている感じです。」

 大澤さんは、意識して、あるいは無意識のうちに編集の「型」を出し入れしながら、仕事を“編集”し、その時、その場の「最適解」(=仮留め)を導き出す「方法」を身につけていらっしゃいました。

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お茶とお菓子をいただきながらクロストーク
 

 お二人の話を受けて、参加者の方々からは、稽古の継続のコツや仕事と稽古の両立について、実際の仕事での成功例など、たくさんの質問が投げかけられました。
 参加者とコーチとのクロストークも終わり、3時間のプログラムは無事に終了。

 参加者の方々からは、

 「編集の『型』を身に付ければ、生活も仕事も更に楽しめそう」
 「短時間の中でも自分の思考のクセや価値観を再発見できました」
 「時間をかけることがいいことではなく、忙しい中でも時間を決めて
 最適解を導くことの大切さを学びました」
 「自分がやってきたことの、『ことば化』をしなければいけない
 と実感した」
 「自分の仕事は社内で情報を共有すること。そのためには『方法』の

 共有が肝心だと感じた」
 「自分独自でバラバラな方法を編集学校で体系化する必要性を感じた」
 「本を読んでいるだけではダメ。実際に稽古することが大事」
 「情報に色をつけ、整理し、軸を立てるということは今日からでも
 実践したい」


などのご感想を頂きました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
4月18日から始まる入門コース[守]でお会いできますことを、楽しみにしております!

(25期[守]: http://es.isis.ne.jp/course_shu.html
 

[参加募集]「編集術ワークショップ東京参座」はじまります!

 編集術をライブに体感体験していただくイベント「編集術ワークショプ・参座」。札幌、大阪、福岡に続いて、今月から東京でもスタートします。
 「編集術って何?」「イシス編集学校ってどんなところ?」とすでに関心を寄せていただいている方、「仕事も生活も輝かせたい」と野心も宿望も抱いている方、迷わずご参座ください!仕事だけでなく、さまざまな関係においても、弛まず溌剌と変革変身発動に挑んでいる編集アスリートたちが、イシス式編集術をお伝えします。

   <参座募集中> 
   ●浪花参座(大阪) :4月9日(土)
   MI: 赤松木の実(イシス編集学校・師範) / 竹島陽子(イシス編集学校・師範代)

   ●九州参座(福岡) :4月9日(土)、10日(日)
   MI: 中野由紀昌(イシス編集学校・師範)
  浪花参座・九州参座のお申込みはこちらから

 

●東京参座(東京・港区


 イシス編集学校

 編集術ワークショップ・東京参座 〜仕事を「編集」する


 宇宙・自然・歴史、身体や心の中も、すべてをパラレルに情報と捉えて自分に関係づけていくのが「編集術」。だから、目の前にある仕事や生活も編集可能です。編集を発動して、情報の見方が変わると、仕事との新しい関係もいきいきと構築できるのです。
 
「編集」というアプローチをワークショップで体験し、経験交流を交えつつ仕事と編集のダイナミックな相互作用を実感していただきます。




     *世の中が大きくシフトしている最中、

      このまま同じことをしていていいのかと自分の仕事に

      疑問を感じ始めている方にも、お勧めします。
  
              —翻訳家・身体研究者 渡辺恒久

     *情報編集術は、MBAやビジネス書を軽々と越え、
  
   「世の中のOS」「自分のOS」がつかめる秘伝。
  
                 —広告プランナー 森井一徳

日時  :4月9日(土)、23日(土)
 
    2pm~5pm(3時間)

場所  :編集工学研究所1F

参加費 :2000円 



 


 イシス編集学校

 編集術ワークショップ・東京参座 
 〜たくさんの私・生活編集術(女子限定)



 女性は、いくつもの自分の顔をもち、多様な情報編集を知らず知らずのうちに行っています。マクロとミクロの視点で世界と自分の生活を関係づければ、仕事する・料理する・買い物をする・会話する、などすべての行為は大切な意味をもった「情報」だと気づくことができます。
 そんな視点をもって、豊かな情報を生活に 生かす「編集」という方法、ワークショップで楽しく手にしてください。

     *「未曾有の事態」を子供やお年寄りにどう伝えよう?
   
   こんな日々を通じて、女性は名編集者として力をつけています。

                  —商業デベロッパー 国際部 ゆう恵朱

  

     *お母さんしなきゃ、マネジャーしなきゃ、
      そんなガンジガラメも、
つまりは情報の立体交差。
      ほどけて、自由になりました。
              
         —化粧品メーカー広報 伊藤真由美


日時  :4月10日(日)、24日(日)
 
    2pm~5pm(3時間)
場所  :編集工学研究所1F

参加費 :2000円

 

—お申込はメールでどうぞ。

イシス編集学校 学林局(清水)
メール宛先:front_es@eel.co.jp

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イベント名:「編集術ワークショップ・東京参座」

参加希望日 :※以下からお選びください。

   □ 4月9日(土) 仕事を「編集」する

   □ 4月10日(日) たくさんの私・生活編集術(女子限定)
   □ 4月23日(土) 仕事を「編集」する
   □ 4月24日(日) たくさんの私・生活編集術(女子限定)

お名前:

 連絡先
  電話:

  メールアドレス:

ご勤務先:

 

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 <主宰・お問合せ先>

編集工学研究所 イシス編集学校 
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-64
TEL: 03-3568-2103(ダイヤルイン) FAX: 03-3568-2202

土日祝日夜間(緊急連絡先) TEL:070-6456-7720