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編集する人々

  • 地域×編集

    対象の新しい顔に出会えるのが編集の醍醐味です

    京都岡崎魅力づくり推進協議会/ライター
    京都在住 破師範・離右筆

    福田容子

     京都の岡崎でまち歩きコースを作っています。テーマと場所と話せる人の3つを組み合わせて、土地のクロニクルから町の物語を取り出すのが醍醐味。ポイントは、いま目の前にある町の情景の中に、ただ見ているだけではわからない意味や歴史を読み取り、それを参加者にわかる物語として語り起こすこと。たとえば、周囲より一段高い一区画が実は古代寺院の基壇跡だったとか、今の美術館の場所に明治時代は輸出用の美術工芸品の商業見本館があったとか。「美術品を見せる」という「図」の要素や機能は変わらないけれど、時代の「地」が変わり施設の役割が変わる。
     「見い出す」「つなぐ」「語る」のは編集の本懐。知っているモノの新しい顔に出会えて対象への見方が変わるときが、「これって編集的」とワクワクする瞬間です。今後は、そういう「編集的発見」を体験するイベントを紙媒体にも展開する編集モデルを確立していきたいです。

     

     

    先達文庫

    シモーヌ・ヴェーユ『根をもつこと』 

    まち歩きのキモは今目の前にある風景と隠れた物語をつなぐこと

    企画編集に携わった地域のクロニクル本とARイラストマップ

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