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電縁都市ふじさわ市民記者養成講座を修了したみなさんです。
 
市民記者 No.106 東善治
 
■コラム:逍遥ー21
「引地川へ鮭が遡上??」
2009年12月1日

11月5日の神奈川新聞によると、引地川の中流域(河口から約7.5`遡った石川岡田橋近く)で10月31日午前「サケを釣り上げた」「目撃した」との市民情報が相次いだ とのことです。(11月5日:県水産課より内水面での鮭の捕獲禁止通達)
記者は、残念ながら目撃しておりませんが、引地川で遊泳している記念すべき鮭の写真(11月3日午前10時ごろ撮影)を入手しました。何はさておき、まずご覧頂きたい。この写真の鮭は、体長約60cmの雄とのことです。
前述の釣り上げられた2匹は雌で、体長は85cmと70cm、重さはいずれも4キロ、お腹にこぼれ出るくらいの卵が詰まっていたそうです。この雄は、2匹の雌を引き連れて、産卵のために引地川の中流域まで遡上してきたのでしょうか。

     
   
 


 

鮭は、本来冷たい清流を生息域としており、太平洋側では、利根川以北、日本海側では、山口県以北に分布しているとされています。ここ引地川での鮭の目撃は、長年引地川と生活を共にしてきた長老も初めてとのこと。
11月24日の朝日新聞によると、神奈川県での目撃情報は、藤沢市の引地川、逗子市の田越川、横浜泉区の和泉川、横須賀市の竹川、川崎市の多摩川等だそうです。漁師さんへの電話での取材よれば、相模湾では暫く藤沢の定置網にもかかったようですが、現在は小田原あたりでぼつぼつ上がっているとのことです。

さて、何故に温暖な引地川へ鮭が遡上してきたのか、その由るべき所以は今のところ諸説あり定まってはおりませんが、海流の影響説が有力です。
今年の10月から11月にかけて温暖な黒潮が千葉の房総半島から離れた場所を流れたことにより、親潮の冷水が相模湾へも流れ込み、それに乗って鮭が南下し引地川へ遡上した可能性が高いと見られています。それを裏付けるものとして、嫌われものの“越前クラゲ”が、日本海から津軽海峡を越えて太平洋側へ流れ込み、親潮に乗って一時期、相模湾の定置網にかかったことが話題になりました。

しかし、その理由の如何に係らず、鮭が遡上できるほどに引地川がきれいになったとことは、今までの藤沢市と市民が一体となっての地道な努力の賜物と言えるのではないでしょうか!!
更なる水質の浄化、自然護岸への回帰、河川のゴミなど景観への配慮等々、引地川を鮎・翡翠・蛍・海亀・鮭等が共生できる清流として、また後世に誇れる藤沢市の自然遺産として、官民一体となった一層の取組が望まれます。

<< 2009年 12月  
 

東 善治


辻堂へ居を構えて26年。コーヒー片手に、Jazzを聴きながら、万葉集を逍遙するのが至福の時と言う。20年以上前に始めた神社仏閣の朱印集めは、200ヵ所に届きそう。国宝建築めぐりも、全国207ヵ所のうち、80ヵ所を超える。引地川を自転車で、あるいは近くを愛猫のお供で散歩をしながら、花いっぱいの護岸を夢想する。



 
藤沢市市民記者一周年記念誌「ふじ記第1号」
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「市民記者養成講座」は慶應義塾大学金子郁容研究室(文部科学省/現代GPプロジェクト)と藤沢市の共同で開催され、ISIS編集学校(編集工学研究所)のカリキュラムの一部が利用されています。また、この市民記者のページは編集工学研究所のサポートで運用されています。