参加方法とお問合せ
■参加費無料
■参加方法
事前のお申込みが必要です。
なお、定員を超えた場合には参加をお断りする場合がございますことをご了承ください。
 
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NICT図書街シンポジウム事務局(編集工学研究所内)
主催/開催日時・場所/出演者
主催:独立行政法人情報通信研究機構
協賛:北海道大学知識メディアラボラトリー(VBL)/慶應義塾大学SFC研究所/京都大学学術情報メディアセンター
開催日時:2008年3月10日(月)
     14:00ー17:30(開場 13:30)
開催場所:学士会館/本館/202講堂
出演者:金子郁容(慶應義塾大学/政策・メディア研究科委員長・教授)
    松岡正剛(編集工学研究所所長)/高野明彦(国立情報学研究所/連想情報学研究開発センター長・教授)
    田中優子(法政大学/社会学部・国際日本学インスティテュート(大学院)・教授)/内藤廣(建築家)
    猪子寿之(チームラボ(株)/代表取締役社長)/堀主知ロバート((株)サイバードホールディングス
    代表取締役社長 兼 グループCEO)/尾原和啓((株)リクルート/インターネットマーケティング局
    マーケティングGジェネラルマネージャー)
    田中譲(北海道大学/知識メディアラボラトリー長・教授)土佐尚子(京都大学/学術情報メディア
    センター・特別教育研究教授)/倉林修一(慶應義塾大学/政策・メディア研究科助教)
    安西祐一郎(慶應義塾塾長)
    松島裕一(NICT理事)/井澤一朗(NICT執行役)/松山隆司(NICT知識創成コミュニケーション研究
    センター長)/木俵豊(NICT知識創成コミュニケーション研究センター 知識処理グループリーダー)
開催趣旨
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)では、来るべきユビキタスネットワーク社会を支える情報通信技術の研究開発を、基礎から応用まで一貫した統合的な視点で行い、併せて情報通信分野の事業支援等を総合的に行っています。
本シンポジウムでは、ユニバーサルコミュニケーション社会の実現を目指すNICTが、人の知的活動やコミュニケーションを支援する新しい方法を開発するために推進している「図書街プロジェクト」に関して、そのコンセプトやプロジェクトの概略及び今年度のシステム開発の成果を発表いたしますとともに、その社会的な意義を、文化、芸術、学術、産業の各界の皆様から論じて頂きます。
本シンポジウムは、新たな技術シーズを見出すための社会的活動として、情報通信分野に留まらない広い分野の皆様への情報発信を行うことを目的としております。情報技術の研究開発者、出版関係者、各種クリエーターや文化人など、ユニバーサルコミュニケーション社会の創造を担う皆様の多様な観点からの興味が、新しい技術の着想を生み、社会的関心として広がりますよう、多くの皆様方のご来場をお待ちしております。
図書街で実現する知のプラットフォーム
本はそれだけでひとつの世界を作っているとともに、他の本と、いろいろなテーマ・出来事・人とつながっています。人類の知的活動の蓄積である書籍のもつ情報の関連性に注目し、その情報をクラスター化して、三次元の「街」の中に配置したのが図書街です。図書街プロジェクトの目的は、その構造を活用して、他にないやり方でいろいろな形での情報獲得が効果的・効率的にできるプラットフォームを構築することです。図書街の書籍の配置の基本プランは、千夜千冊の著者である松岡正剛氏の構想を基にしています。このシンポジウムでは、図書街プロジェクトのこれまでの成果を説明し、今後、図書街に期待されることを多方面のゲストとともに考えて行きたいと思います。
(図書街プロジェクト・リーダー 金子郁容/慶應義塾大学教授)
図書街を利用した京都観光ナビゲータの研究開発
600万冊を収蔵することが想定され、本棚が配置されている 図書街は、1冊という本から解き放たれた様々な文脈が、利用可能なリソースとして豊富に埋め込まれている情報空間であるといえる。ここでは、直観的な可視化だけでなく、メトリックシステム が定義されており、書籍間・本棚間・クラスター間の“距離”つまり類似性・関連性を計量できる。これらによって、文脈検索や連想検索を効果的に行うことができ、明示的でない関係の発見が可能となるのである。
今年度は京都観光をテーマに設定し、図書街プロジェクトチームの各大学が研究している技術を応用して、観光前〜観光中〜観光後にわたって、PCや携帯電話から図書街を利用できるアプリケーション「京都観光ナビゲータ」を開発した。
3次元可視化技術により、古今東西のあらゆる書籍が配置された図書街空間と、京都に関する書籍を集めた京都図書街空間が構成され、利用者は、観光の事前・事後に、この2つの仮想空間を行き来することによって、知を“体感”する。
アクティブ・マルチ・データベース技術により、多様な情報が意味的に構造化された図書街の「情報空間」と「現実空間」が、意味と文脈を介して動的につながる。利用者が携帯電話から発信する位置情報や動的に変化する意図や関心を捉え、それらにもとづいた関連情報やナビゲーション情報がリアルタイムに提示される。
カルチュラル・コンピューティング技術により、利用者は観光時の印象を粋やわびといった感性的な言葉で表し検索を行い、京都に 関連する書籍や京都の観光地点について、連想をひろげていく。
利用者が観光地点の基礎情報とあわせて、図書街に配置された書棚と書籍を見ながら、さまざまな関連情報を取得し、好みや関心に 応じて事項を関連付けることで、観光を楽しみながら歴史や文化への理解を自然に深めていくことができるものとなっている。
当日のプログラム会場へのアクセスチラシを見る(PDF)